チラシの裏に書くようなことを徒然と。
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インレよりChuSingura46+1のファンディスクです。
完結を見たChuSinguraでしたが、大晦日決戦前の潜伏期間等、いろいろ謎を残したままでした。これはまあ順当にファンディスクがあるだろうと思われていたわけですが満を持しての発売です。
総プレイ時間は15時間程度でしょうか。本編10時間にその他諸々での総合計です。
基本的なグラフィックは前作同様ですが、それに増して立ち絵を色々動かして、スピード感のある戦闘シーンを演出していましたね。絵柄云々はファンディスクなので言うに及ばず。
文章の荒削りっぷりとか癖とかはそのまま残っていますので、これはもう味として受け入れるが吉です。
総評:7点
本編は、報酬として赤穂浪士が受け取った瀬戸内海の島にて、甲佐一魅の連絡を待ちながら海賊退治をして暮らす直刃の回想から始まります。
大晦日の幕府転覆を狙う陰謀を防ぐため、赤穂浪士解放を目指して奔走中の直刃。近衛家の力も借りて犬好きの綱吉の説得を図る直刃は綱吉をコマして言うことを聞かせます。赤穂浪士救出は成功しましたが、当日まで敵にこちらの存在を悟られるわけにはいかないと考えた直刃は、一魅の協力の下、赤穂浪士達を一旦現代に飛ばし、大晦日決戦までの隠れ場所とすることを選択します。しかし、タイムスリップした先は現代ではなくなんと幕末。甲佐一魅の策略によって、歴史の齟齬を修正する役目を担うこととなってしまったのでした、というお話。
うーんラスボスとの戦いの最中での回想では明らかに現代に隠れていた風に描かれていたんですが、ファンディスク作成が決定する中で展開もいろいろ変更することになったんでしょうかね。
完結を見たChuSinguraでしたが、大晦日決戦前の潜伏期間等、いろいろ謎を残したままでした。これはまあ順当にファンディスクがあるだろうと思われていたわけですが満を持しての発売です。
総プレイ時間は15時間程度でしょうか。本編10時間にその他諸々での総合計です。
基本的なグラフィックは前作同様ですが、それに増して立ち絵を色々動かして、スピード感のある戦闘シーンを演出していましたね。絵柄云々はファンディスクなので言うに及ばず。
文章の荒削りっぷりとか癖とかはそのまま残っていますので、これはもう味として受け入れるが吉です。
総評:7点
本編は、報酬として赤穂浪士が受け取った瀬戸内海の島にて、甲佐一魅の連絡を待ちながら海賊退治をして暮らす直刃の回想から始まります。
大晦日の幕府転覆を狙う陰謀を防ぐため、赤穂浪士解放を目指して奔走中の直刃。近衛家の力も借りて犬好きの綱吉の説得を図る直刃は綱吉をコマして言うことを聞かせます。赤穂浪士救出は成功しましたが、当日まで敵にこちらの存在を悟られるわけにはいかないと考えた直刃は、一魅の協力の下、赤穂浪士達を一旦現代に飛ばし、大晦日決戦までの隠れ場所とすることを選択します。しかし、タイムスリップした先は現代ではなくなんと幕末。甲佐一魅の策略によって、歴史の齟齬を修正する役目を担うこととなってしまったのでした、というお話。
うーんラスボスとの戦いの最中での回想では明らかに現代に隠れていた風に描かれていたんですが、ファンディスク作成が決定する中で展開もいろいろ変更することになったんでしょうかね。
ということで、元禄時代の後はなんと幕末モノ。これはまあ発売前やら体験版でもろもろ宣伝してましたので別段いまさら驚きはしなかったのですが、なんとも行き当たりばったりで幕末へとやってきたものです。
しかし一年間の潜伏期間だけでは池田屋事件と禁門の変ぐらいしかイベントがないし幕末は書ききれないんじゃ?と思っていたら、実は第二次長州征伐完了までの数年に渡って幕末に留まるというなんだか本末転倒な展開。まあ新選組との死闘の経験によって大晦日の戦いを乗り切ることが出来たっていう流れなんですが、ちょっとご都合主義が過ぎる気もしましたねえ。時間も自在に飛べるなら最初から大晦日にタイムスリップすればよかったんちゃうんかと思ってしまいます。
甲佐一魅のいう歴史のズレも、バタフライエフェクトの一言で済まされちゃってて、具体的になんで龍馬が佐幕派になっちゃってんのか説明もないのでどうにも使命感が足りないというか流されるままって印象だったんですよねえ。そもそもバタフライエフェクト云々言い出したら幕末に限らず日露戦争とか太平洋戦争とか他にも色々影響出ちゃってて収集付かないんじゃなかろうか。薩長同盟がおシャカになる原因と赤穂浪士が実は生きてたことが深い関連性があるならピンポイントで幕末で活動する意味も義務も出てくるんですがねえ・・・。
そもそも歴史の齟齬を修正するために桂小五郎を警護してるのに、池田屋事件やら京都大火を防ごうとしたり結構行動が支離滅裂なんですよねえ。それでまたズレが生じたら堂々巡りなことがわからんのだろうか。
あとは賛否両論であろう新選組が完全に悪役な件。池田屋事件のでっち上げについてはそっちの方が現代では信憑性がありますし、当時の新選組の置かれた状況を鑑みると十分あり得ますし、史実なんてのは常に清濁併せ持ったものでしょうからこれはこれでいいと思います。しかし禁門の変の京都大火までが新選組の仕業だった、というのは流石に穿ち過ぎな気もするんですよねえ。本編の赤穂浪士がヒーローとして不都合な部分に目を瞑った部分が多いのも相まって、新選組をあまりに悪しざまに書き過ぎな気がする。
それと悪役なら悪役でいいんですが、もうちょっと大物っぽさを出して欲しかったですね。土方だけが空回りして近藤さんを振り回してる感じになっちゃってたので、せめて手段は選ばず、信念は曲げず、といった「新選組」としての怖さみたいなところを見せて欲しかった。まあ新選組が近藤、土方、沖田、斉藤の4人しかほぼ出番が無かったところを見ると新選組のある一面を描くのが今回のFDで出来る精一杯だったんだなとは思いますけどね。
このFDがそもそも布石な可能性が高い気もしますけど、主人公を一新した全く別の幕末編を作って欲しいなあと思う次第です。そこで新選組の魅力的な面を見せて汚名返上してくれることを祈ります。
ラストの戦い自体八つ当たりもいいところなんですが、数右衛門と沖田の戦いは良かったですね。立て沖田!のところで修羅の刻を思い出したのは私だけではないはずw あれは反則や。
で、冷静に振り返ってみると幕末で赤穂浪士殆ど何もしていないというオチ。どこだかの藩に入るのに討ち入り衣装着たぐらいか。うーんなんかなーちょっと思ってたのと違うんだよなー。本来全面勝利だったはずの第二次長州征伐、だが歴史の齟齬により苦戦。そこで赤穂浪士が裏で暗躍することによって形勢逆転!みたいなそういう展開を希望してたんですよねー。そもそも赤穂浪士自体を扱いきれてなかった印象です。
これなら、潜伏は当初の予定通り現代で。全てが終わった後に甲佐一魅が島を訪れ、歴史のズレの話をしてそれを修正するため少数精鋭で幕末へと赴く、みたいな展開の方がファンディスクっぽいし展開がシンプルになったんじゃなかろうか。
エンディングは5つに別れます。5回の輪廻で愛し合った4人のヒロインのそれぞれを選んだ場合のエピソードと誰も選ばなかった場合。
選んだ場合は、一日現代旅行券でそれぞれの縁の地を訪れます。半分以上赤穂浪士縁の地の観光案内に近い内容ですw ご城代は山科の大石内蔵助屋敷跡、安兵衛は生まれ故郷の新発田城跡、主税は赤穂城跡と例の神社、右衛門七は大阪北区の浄祐寺の矢頭家親子の墓。それぞれ文明の利器を使用したエピソードが盛り込まれています。右衛門七エピソードでは正直存在を忘れていた直刃の幼なじみとの再会もあったり。
直刃との離別がどうしても回避出来ない、というオチにしたのは個人的に下手にハーレムルートを作られるよりはよっぽどマシだったので良かったですね。百花魁編のエンディングでもそうでしたが、元禄の時代を奔走し、赤穂浪士の生き様を知った直刃は、それを現代に語り継ぐ使命があります。逆説的ですがだからこそ直刃は元禄の世に留まることは許されないのです。それは他の誰にも成し得ない、直刃にしか出来ないこと故に。
といったところで本編の感想は終わり。元々粗や突っ込みどころが多い作品ではありましたが、今回は展開が強引過ぎて少々目に余りました。ただ大本の幕末動乱のお話自体はやはり文句無い面白さがありましたので、一長一短といった印象です。
全員のエンディングを終えると、新八ヒロインのIFルートが解放。私は新八にあまり興味無い人間だったのですが、その私からしても中々秀逸な内容のシナリオでした。新八好きの人は狂喜乱舞するとともにエンディングの切なさに悶えたのではないでしょうかw
それを終えると、安兵衛の介錯を行った人の一エピソードを描いた三百石の誉れが解放。ええ話やなーというエピソードなんですが、なぜ本作のオオトリを飾ったのかがちょっとよくわからない。
ということで全て完了。上記で触れましたが、色々粗はあるもののファンディスクとしては十分な魅力が詰まった作品だったといえるのではないでしょうか。ただ細かい矛盾が気になったり新選組好きな人には正直あまりお勧めできないかな。新八好きだった人は新八シナリオだけで100点あげられる出来でしょう。
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Comment
無題
ヒロイン全員とハーレムルートとかあったらよかったなぁと今でも思ってしまう。真・恋姫無双~萌将編~のような展開を少し期待していたところもある。
同時に300年後に主要メンバー全員タイムスリップ展開もあったらいいなぁと思っています。
同時に300年後に主要メンバー全員タイムスリップ展開もあったらいいなぁと思っています。
Re:無題
コメントありがとうございます。ファンディスクのという位置づけ的にもハーレムルートがあって然るべきだったかもしれませんね。あのまま現代に帰らなければそのままハーレムルートだったわけですし。
現代へのタイムスリップは記事中でも触れましたが、本編ではその予定だったっぽいですよね。現代で色々騒動を起こす四十七士を見たかったですね。というかファンディスクの内容はそうなると思っていました。
現代へのタイムスリップは記事中でも触れましたが、本編ではその予定だったっぽいですよね。現代で色々騒動を起こす四十七士を見たかったですね。というかファンディスクの内容はそうなると思っていました。
もう1つ
もう1つありました。
直刃の姉=『深海 鐺』も直刃と一緒にタイムスリップしたという展開がよかったと思ってしまう。
脇役キャラに置いとくには勿体ないって感じだし、それに歴史には直刃以上に詳しそうだし、討ち入り衣装を着た鐺の姿もちょっと興味があります。
直刃の姉=『深海 鐺』も直刃と一緒にタイムスリップしたという展開がよかったと思ってしまう。
脇役キャラに置いとくには勿体ないって感じだし、それに歴史には直刃以上に詳しそうだし、討ち入り衣装を着た鐺の姿もちょっと興味があります。
Re:書き間違い
夏色様
コメントありがとうございます。
そうですね、主人公の姉はあそこだけで終わらせるには惜しい濃いキャラでしたしねw
そのまま直刃と一緒に、というとなんかチート染みているのでいなくなってしまった直刃を追って・・・という感じでちょっと時間軸がズレていたり属する環境が違ったりしてたらまた面白かったかもしれないですね。
なんにせよまだまだキャストや環境が変わることで様々な話が見れそうな設定ですよね。
コメントありがとうございます。
そうですね、主人公の姉はあそこだけで終わらせるには惜しい濃いキャラでしたしねw
そのまま直刃と一緒に、というとなんかチート染みているのでいなくなってしまった直刃を追って・・・という感じでちょっと時間軸がズレていたり属する環境が違ったりしてたらまた面白かったかもしれないですね。
なんにせよまだまだキャストや環境が変わることで様々な話が見れそうな設定ですよね。
Re:無題
コメントありがとうございます。
なるほど、やっぱり新選組メインの作品は作ってたんですね。
今秋発売とのことですが、それ以降の情報が一切ないのが気になりますね・・・。
なるほど、やっぱり新選組メインの作品は作ってたんですね。
今秋発売とのことですが、それ以降の情報が一切ないのが気になりますね・・・。
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