チラシの裏に書くようなことを徒然と。
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というわけで、奈須きのこ氏が本格ミステリーに
ハマるきっかけにもなったという十角館の殺人です。
どこかのライターさんが、孤島の洋館ものっていう題材は
何十年も昔に閉ざされて以来、 全く書かれてないんですよ、とか知ったか発言をした後に、
いやそんなことはないんですよ、と例として挙げられた作品でもあります。
外界から隔離された孤島で起こる連続殺人事件。
半年前に壮絶な殺人事件が起こった角島。
そんな孤島に興味本位で訪れる、大学のミス研メンバーの7人。
一方、本土では中村千織という元ミス研メンバーだった女性の事故死に対する、
告発ともとれる手紙がメンバー宛てに届いていた。
手紙を受け取った一人である江南孝明は疑問を払拭すべく行動を始める。
といったあらすじですかね。
角島の十角館に泊まることになる7人は、
本名ではなくニックネームで呼ばれています。
本名がわからないと聞くと、私の貧しい引き出しだと真っ先に、
金田一少年の電脳山荘を思いだしますねえ。
あれは私的には結構面白かったですが。
作中でも出てますが、そして誰もいなくなったのオマージュでもありましたね。
では以下ネタバレ。
ハマるきっかけにもなったという十角館の殺人です。
どこかのライターさんが、孤島の洋館ものっていう題材は
何十年も昔に閉ざされて以来、
いやそんなことはないんですよ、と例として挙げられた作品でもあります。
外界から隔離された孤島で起こる連続殺人事件。
そんな孤島に興味本位で訪れる、大学のミス研メンバーの7人。
一方、本土では中村千織という元ミス研メンバーだった女性の事故死に対する、
告発ともとれる手紙がメンバー宛てに届いていた。
手紙を受け取った一人である江南孝明は疑問を払拭すべく行動を始める。
といったあらすじですかね。
角島の十角館に泊まることになる7人は、
本名ではなくニックネームで呼ばれています。
本名がわからないと聞くと、私の貧しい引き出しだと真っ先に、
金田一少年の電脳山荘を思いだしますねえ。
あれは私的には結構面白かったですが。
作中でも出てますが、そして誰もいなくなったのオマージュでもありましたね。
では以下ネタバレ。
こういう本名ではなくニックネームで呼び合うという設定の場合、
トリックとして肝になってくると思ってまず間違いないですよね。
そもそも私がこの作品を読もうと思ったきっかけが、
叙述トリック目当てだったのか本格推理目当てだったのかを、
失念していたのはある意味よかったですw
結果だけからいうとヴァンが恐らく犯人だろうというのは、
頭空っぽにして読み進めていても推察出来ます。
大体エラリイとヴァンしか生き残ってませんし、
エラリイは探偵兼狂言回し役でしたし。
推理小説を読む際に外部犯って可能性は真っ先に捨てますからね。
館に前もって滞在して準備出来たのも、
風邪を装って自由な時間が取れたのも、怪しすぎますし、
あまりに怪しいので逆に犯人候補から外れちゃうぐらいでしたw
あと考えられる可能性はポウとオルツィが共犯説ぐらいでしたか。
その後ヴァン=守須ってとこまでいけるかが、
推理小説慣れしてるか否かの分かれ目でしょうね。
少し慣れている人なら、守須のアリバイ作りにしか思えない、
絵を書きに行ってるだとかの描写でピーンときちゃいそう。
私の貧困な脳では完全にモブキャラになっていたという体たらく・・・。
守須が読者に犯人であることを明かすための発言が、
「ヴァン・ダインです」という一言なのが、綺麗というか、
なんだかカッコイイと思うのですよね。
と、構成としては非常に上手いつくりになっていたと思います。
しかし孤島内での犯行という意味でのハウダニットは、
正直生き残った人間なら誰にでも出来そうなトリックであったのと、
角島と本土との行き来をバイクとかをただ利用しただけなのが、
少し拍子抜けでしたかね。
いずれにせよ、なかなかに秀逸な作品だったと思います。
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