各所で絶賛されていたので、すぐに買ってきたのですが、
実際に読むまでにかなりの時間が経ってしまいました。
が、ようやく読了したので忘れないうちに感想をば。
とりあえず何故もっと早く読まなかったのか
後悔するほどの作品でした。
内容は、人間がロボットに見えてしまう不思議な目を持った少女・ゆかり。
その少女が大好きで友達であり続けようとする波濤学(♀)を主人公とした、
壮大なスケールで描かれるSFガールミーツガールなのです。
この作品の魅力を語るのにネタバレせざるを得ないのが、
非常に辛いですね・・・。
当たり障りのないように言えば、
クオリアという日本語で感覚質と訳される言葉をテーマにした、
本格的なSF小説であり、かつライトノベル的な要素も持ち合わせている
稀有な作品。
特に2章「1/10000000000のキス」の展開には、誰もが驚くと思います。
そして話のスケールが正に無限大に広がった後、
収束するのはクオリアという一点であるという綺麗なまとめ方。
とりあえず、ハヤカワとかの本格SFにはちょっと手が出ないけど、
量子論とか並行世界とかシュレディンガーの猫とか大好きな、
ライトなSF好きにはたまらない一品です。(主に私のような)
もちろんヘビーなSF好きにもオススメ出来るとは思いますが。
というわけで以下はネタバレ全開。
何気にうみねこについて語るのは初めてだったりしますが、
EP1から今回のEP7まで欠かさずプレイしてきました。
今回でようやく、本当によーうやく事件の謎がいくつか
明確になってきたので一度感想をまとめようかな、
という気持ちになりました。
私は鍵っ子で麻枝信者でもあるので、
あのだーまえが本気でアニメ制作に関わったら
どんなものが出来上がるのか?という期待半分
凡作・駄作になってしまってナーバスなだーまえが
凹んじゃったりしないかとという不安半分で、視聴を続けていました。
色々と思うことがあったので思うままに書き殴ります。
ということで↓ネタバレ感想(他鍵作品含む)
プレイしてから1年近く経ってしまいましたが・・・w
Basilの名(迷?)作・それは舞い散る桜のようにから幾星霜。
ついにあの伝説のシナリオライター、王雀孫氏の完全新作です。
それ散るスタッフが移籍して作られた新ブランドNavelは、
第2作としてこの俺翼が予定されていたようですが、
氏の遅筆さによるものかは分かりませんが、遅れに遅れ、
今年ようやく発売に漕ぎ着けたという背景があるみたいです。
やはりこの人の売りといえば、最高に面白いテキストにあります。
それ散るがストーリーがいまいち、というか不明瞭だったにも関わらず好評価を受けているのも、
一重に氏のテキストの面白さに寄るものだと思います。
キャラクターデザインはもちろん西又氏。
判子絵だのなんだの色々言われている方ですが、
私はそれ散るからのファンなのでそんな声は聞こえませんよ?
あ?どのキャラっておまえ、こいつらみんな同じような顔じゃねえかbyハリュー
とか最高に笑えましたがww ・・・自虐?
総評:8点
Navelよりシャッフルのリメイク版である、
SHUFFLE! Essence+です。
正直いまさら感はありましたが色々な意味で有名な作品ですし、
今回完全版?に近い形でリメイクされたのもあって、
プレイすることにしました。
無印版、アニメなどの事前情報は一切無し。
・・・まあ楓シナリオについてはちょっと概要だけ聞いちゃってましたが。
人間界、神界、魔界が入り混じった世界観。
ヒロインもそれぞれの世界のプリンセスだったり、
ハーフだったり、人工生命体だったりと様々。
元々こういう世界観ですので、割となんでもあり。
まあ魔法もご都合主義もお約束もハーレムも色々ありますが、
全ては好み次第で好きにも嫌いにもなれる作品ですねえw
総評:5点
nitro+より装甲悪鬼村正です。
このメーカーもファントムから早10年。
10周年作品として発売されたのがこの作品です。
割と当たり外れも大きいメーカーですが、
今回のシナリオ担当は奈良原一鉄氏。
数あるニトロ作品の中でも
特に好みの分かれると思われる刃鳴散らすを書いた人ですね。
私としてもかなり異質な作風っていう認識が強かったです。
正直な話、プレイ前は記念すべき10周年作品をこの人に
任せちゃっていいのかな?みたいな失礼な感想を抱いていました。
・・・が、すべてのルートを終えた今断言出来ます。
他メーカーならともかくニトロプラスの10周年作品としては、
下倉バイオ氏でもなく、鋼屋ジン氏でもなく、
虚淵玄氏、あるいはこの奈良原一鉄氏こそが正に相応しかったのではないかと。
というわけで感想です。
総評:9点
お馴染ニトロプラスより、スマガです。
今作は月光のカルレヴァーレを描いた下倉バイオ氏がメインシナリオライターとして参加しています。
・・・とりあえず村正より先に乗せとかないと、ということでw
今回はニトロにしてはハロワ以来の学園物。
といってもいわゆるセカイ系のお話なので、
学園物特有の日常シーンや定番イベントは少な目ですけどね。
人生リベンジADVと銘打たれるように、
作中主人公は何度も死に、その度に神様(幼女)に
生き返らせてもらいます。
とりあえず開始わずか5分ほどでいきなり死にますからねw
外界と隔離されてしまっている伊都夏市。
この町では、襲い来るゾディアックという不可視の悪魔と
その脅威から町を守る魔女・エトワールの戦いが日々繰り広げられています。
主人公はそんな世界に記憶を持たないまま現われ、
何度も生き死にを繰り返しながら、時には魔女達と心を通わせ、世界の謎に迫っていきます。
総評:9点
いまさらですが2週間前ぐらいに見に行きました。
等身大の現代のダメ青年・伊藤開司を演ずるのは、
高い演技力でお馴染みの藤原竜也。
・・・ちょっと美形過ぎるんじゃね?綺麗なカイジ役ならまだしも・・・
って感じもありましたが、実際見てみると、
なかなかしっくりいっていたように思います。
オススメです。
nitro+&5pb.タッグの第2弾。
巷で何かと話題のシュタインズゲートです。
前作カオスヘッドは、PC版しかやってないですが、
今回はXbox360版しかなく、友人から本体だけ借りてプレイしましたw
出来ればPC版で出してほしかったですねえ・・・。
今作でも@ちゃんねる(2ちゃんねるのパロディ)が存在し、
ネットスラングがそこかしこと飛び交います。
というかメインヒロインが重度のちゃねらーですしねw
今作のテーマは「タイムマシン」。
過去の自分にメールを送ることが出来る電話レンジ(仮)によるDメール。
自分の記憶を過去の自分に移植することが出来るタイムリープマシン。
厨二病な主人公・岡部倫太郎率いる未来ガジェット研究所ラボメンは、
これらを開発してしまったことによって、
巨大な組織の陰謀に巻き込まれていきます。
まあ私も典型的なシュレディンガーの猫大好き日本人的なので、
かなり期待してプレイしました。
総評:9点