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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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あっぷりけより黄昏のシンセミアです。
色々なところでプッシュされていたので、レッツプレイ。
ホントは積んでる中々評価の高い、
同メーカーの前作コンチェルトノート後にやりたかったですけどね。

夏休みに7年ぶりに故郷の御奈神村に帰ってくる主人公。
その村に伝わる天女の伝説。得体の知れない化け物との遭遇。
失われた主人公と妹・さくやの過去。

といった感じのキーワードによる伝奇物語。
伝奇と恋愛のバランスが結構いい感じのシナリオです。

田舎の村にありがちなホラーっぽい雰囲気もありながら、
存分に夏の雰囲気が楽しめるゲームですねー。
ひぐらしや果て青、夏の燈火みたいな、
田舎の夏っぽい雰囲気がすごく良いですね。
これらの作品よりは随分穏やかだとは思いますが。

プレイ時間は15~20時間程度。
意外と共通ルートが少ないので、人によってはもっとかかるかも。

BGMは夏っぽい雰囲気が出ててグッド。

システム的にはフローチャート機能が完璧で、
繰り返しプレイのストレスがかなり緩和されて良い感じ。
小窓でのシーン再生機能まで

反面、立ち絵とかのエフェクトは最近の作品としては、
ちょいと見劣りするかなーといった印象。
頷いたり歩いたりするのが同じエフェクトだったりなので、
ちょっと滑稽に思えることもw
これなら下手にエフェクト使わないで立ち絵表示させるだけで
よかったんじゃないかなーってシーンが少しありました。

で、シナリオの感想。
一応攻略順です。
 



総評:7点

拍手


銀子

天然不思議元気系お姉様。
実は不老不死の天女の末妹。

天女伝説の経緯が大体明らかになってしまうので、
最初にプレイするのはびみょんな気もしますが、
なんだかんだでいろはルートも翔子ルートも
天女伝説の内容が把握出来てないと
ちゃんと理解出来ないシナリオなので、
むしろ最初にやっちゃうのは良かったかも。

孝介が遭遇した山童の秘密を探っていく内に、
銀子に惹かれ、恋をしていく主人公。

他のヒロインにもそうでしたけど、主人公の孝介は、
自分が好きになったら自分から好かれるように
努力して、告白してって感じだったので結構好印象。
まあちょっと脈ありのヒロインが多すぎじゃね?って
感じはありますがそこはご愛敬。

銀子さんはベタではありますが、
やっぱりヒロイン中では一番可愛かったかなあ。
ナイスバディで実年齢云百歳で耳年増なのに
キスで子供出来ると思ってたりーのギャップ萌え?
苦労人なのにそんなとこを微塵も見せなかったりとかね。
可愛すぐるよね。

個人的にはもうちょっと弱みとか見せたり、
主人公への依存度が高かったりすると堕とされたかなーとw

本人ルートでももちろんですが、
全体的に銀子さんの活躍が目覚ましいですね。
というか殆どのシナリオが銀子さん頼り。

エンディングは銀子さんが幸せそうだったのでもうなんでもいいや。
寿命が違う異種間での恋愛って非常に難しいテーマなのですが、
割とあっさり風味。
古くはパーンとディードリットとか、
チェスターとアーチェとか人間×エルフっていう関係が多いですよね。

 

いろは

元気系幼馴染+巫女。

シナリオ自体は本筋とはあまり関係ないので、
メインヒロイン4人の中ではちょっと浮いてるかも?

両親が行方不明、祖母も寝たきりになってしまっている神社で、
なんとか祭りを成功させようとするいろは。
昔話に花を咲かせたり、神社の手伝いをする内に
付き合うようになる孝介といろはでしたとさ。

孝介といろはがさくやに対する印象が変わる回想などもあるため、
さくやシナリオより先にやるべきな気がします。
というよりさくやシナリオはラストにやるべきですけどねw

うーん他のヒロインが個性的・・・というか
設定や前提がはっちゃけているため、
影が薄いヒロインになっちゃってるのは仕方ないかなあ。
あーいや普通に可愛いと思いますけどね。

シナリオの主としてはいなくなってしまった両親の顛末。
天女伝説や神社の由来、山童などについて詳しく調べていた
いろはの両親は銀子に会うため山に入り、
哀れ山童になってしまった、というお話。

銀子を通じてのいろはの父親との対話や、
最期の手記などは結構感動的ではあったんですが、
どうにもいろはの両親が伝承や家の源流に執着する理由が
はっきりしないのでいまいち感情移入が出来ませんでした。
シナリオのプロット的にびみょんだったかなーと。
展開も唐突だったし。

両親が山童になるまでの経緯とか、
山童になってしまった両親といろはの対面とか
その辺を上手く描写出来てれば良かったんじゃないかなーと愚考。

 

翔子

癒し系○学生。

この作品って割と健全な雰囲気のパッケージだったり、
まともな人間性の主人公だったりするんですが、
蓋を開けてみると腐り姫並みの結構なインモラル。

その一端を担うのが翔子ルート。
あ、俺ロリコンとかじゃ全然ないしね。

・・・というかこのゲームいいんですかね?w
明らかに○学生の翔子に対して恋愛することを
そんなに葛藤しないで受け入れちゃう主人公。
好きなら仕方ないじゃん!ってのはわかります。わかりますが・・・。

まあこんなロリコン発狂物なヒロインですけど、
割とエンディングは切ない系。
初代さくやが残した赤い石の呪いによって、
山童を統率する役目を担ってしまう翔子。

各地の天女伝説を調べながら翔子を元に戻す旅をするエンドと
7年後に再会するエンドと二つありますが、
描写的には後者のが綺麗な感じ。

ロリコンでない私にはちょいと受け入れがたいシナリオでした。

赤い石の呪いで火照っちゃった翔子を
慰めるために割と躊躇なく処女奪っちゃったりする主人公。。。
相手○学生なんだからもうちょっと考えようよ、
とかどうしても思っちゃうんですよねえ。

んー後は天女3姉妹の次女の生まれ変わりっぽい、
皐月さんと翔子にはそれらしい背景があまりなかったのが
残念かなー。
赤い石集めるのは別に翔子じゃなくても良かったし。


朱音・美里・沙智子

この辺でサブキャラ一掃。

朱音さんは本筋と全く関係なく終了。
猫トークを真面目に聞いてくれた主人公に
いつのまにか惹かれてーってな感じですが、
描写が少なすぎるのでどうにも。
猫トークなら私もいくらでも聞きますよ!(?

美里さんは過去の水難事故で少しだけ関係ありますね。
昔は髪の長かった美里さん。
母親を無くした孝介の支えとなっていたのは美里さんの黒いリボンでした。
・・・といっても正直恋愛関係に縺れ込むのにはちょっと違和感。

ツンデレ・金髪・ツインテールと
ベッタベタな設定の○学生・沙智子。
おばあちゃんの件は結構良かったですが、
やっぱり孝介とくっつくのは違和感が。。。
これも○学生ながらHシーンがあるのでロリコン発狂物。
あ、俺ロリコンとかじゃ全然ないしね。
しかしフラグメントの翔子・沙智子との3Pとか・・・
このゲームちょっと攻めすぎじゃないですかねw


さくや・シンセミア

ブラコン実妹。インモラルバリバリ。

さくやルートは終了後のエピローグが
そのままシンセミアに繋がるので一緒に。
なのでさくやルートは最期にプレイするのが推奨です。

さくやルートは物語の本筋に大きな動きはなく、
実の兄妹同士での恋愛に四苦八苦して、
隙を見てイチャつくお話。

このゲームで褒めたいのが、
安易に実は血は繋がってませんでした―とかに逃げずに、
実の兄妹間での恋愛とセックスに
真っ向からぶつかってるところですね。

さくやを見てまず思い出したのは、
実兄?なにそれ食えるの?状態な空の境界の黒桐鮮花でしたねえ。
孝介側もそういう傾向ではありますが、
妹側はタブーとかそういうことを
世間体以外には全く気にしてないんですよね。バッチコーイみたいな。
ある意味漢らし過ぎるわ。

こういう兄妹ものだと例え兄妹じゃなくても愛し合っていた、とか
何故兄妹に生まれてしまったのか、兄妹じゃなければよかったのに、
とかそんな台詞や展開が多いのですが、
こと皆神兄妹に至っては、兄妹に生まれたからこそ愛し合ったって
言いきっちゃってるんですよね。
作中でも何度も兄妹じゃなかったから赤の他人だったとか
二人とも平気で言うし。
この辺、絆の格の違いを見せつけられた感じw
いや、いいカップルですよね、ホント。


皐月さんの大人な対応に涙。
いろはも納得は出来ないけど友達でいてくれるとかすごいいい奴。

うーんただねー・・・たしかに安易に義妹とかに逃げなかったのは
評価に値しますけど・・・やっぱり実妹ってのはちょっと・・・。
もうちょっと主人公が死ぬほど悩んでたりすれば
感情移入出来たかもしれませんけどねー。

で、1年後のシンセミアルートでは、
天女伝説に一応の決着が付きます。
翔子ルートでの翔子の役目を担う形になってしまうさくや。
母親から受け継いだ「終了」の力を駆使して
さくやを取り戻そうとする孝介。

サンシにやられ満身創痍の孝介でしたが、
この世にあってはならない力である羽衣を
元いた世界に返還してフィーン。

とまあシナリオ的には大団円だったのですが、
うーんもうちょっと捻りが欲しかったかなーと。
さくやが兄のことを好きなのが借り物の気持ちじゃないってところも
もうちょっと決定的なエピソードが欲しかったなーとか。

後は赤い石、青い石、核、機能、羽衣とかの
設定がびみょーに分かりにくくいまいち感情移入出来なかったので
この辺の設定をもうちょっと簡潔に出来なかったもんかなーとw
・・・すみません読解力不足で。


あーあとこのゲーム、シナリオを進めると
フラグメントとして裏話的なショートストーリーが
読めます。
天女の話以外は別に読まなくてもいいのが多いですが、
中々良かったですねー。
でも増える度に読んでるとちょっと本筋のテンポを
阻害しちゃうので一長一短かな。

後でまとめて読むにしてもどこのシーンの裏話なのか
わからなくなっちゃうのでそこはびみょんな点。

 

シナリオ総評としては、
天女関連の説明不足感が強い以外は、
特に荒もなく丁寧な作りでしたので、良作かと。
あっと驚くような仕掛けや展開が待っているわけではないので、
パンチ力は弱めですが、
田舎の夏の雰囲気の出し方とかブレないキャラクター性などは評価出来ますね。

 

銀子さんがいい人過ぎて全私が泣いた。
 

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