チラシの裏に書くようなことを徒然と。
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Lump of Sugar よりMagical Charming!です。
もう中堅どころといった感のあるメーカーですが、何気に今まで手を出したことが無かったりします。平均点のイチャラブ作品を安定して出している印象だったのですが、過去作品と比較すると本作はかなり高評価を受けているようなのでプレイ。我ながらミーハー過ぎる。
夏休みを有意義に過ごせず落ち込んでいた律は、ある朝目覚めると、時間が夏休みの前日に戻っており、見知らぬ部屋で謎の少女に捕まっていた。 オリエッタと名乗る少女は律のせいで日常を狂わされたと彼に文句を言った。心当たりがなく戸惑う律だったが、原因を調査すべく、彼女の要求もあって、魔法少女たちのための専門学校「ウィズレー魔法学院」に潜入した。
以上、wikiよりあらすじ引用・・・なのですが、なんかちょっと内容が異なりますね。実際は、ウィズレー魔法学院に何故か佇んでいた主人公が、オリエッタに色々と説明され、「魔法を使える唯一の男子」として学院に入学することになったことを思い出す、というのが冒頭となります。まあこの辺の差異は気にしないでおくべきですね。
グラフィックは、淡い色使いで柔らかいタッチの可愛い絵柄ですね。肉感はあまりなく、少しロリっぽい感じでしょうか。割と最近の流行りっぽいデザインですね。
BGMは無難なところ。曲数は結構多かった印象がありますね。ave:newによる主題歌は、とても作品にマッチしていると思います。
プレイ時間は、合計で15時間ぐらいだったかな?繰り返しプレイすることになるため、正確な時間はわかりにくいですね。テキストの総量自体はそれほど多くないと感じました。
で、本作の最大の特徴でもあるクロノカードによるシステム。クロノカードとは、主人公の記憶がカードに記録されるもので、場所だったり、モノだったり、思い出だったり様々。これによって選択肢分岐が行われるゲームなのですが、まあ簡単に言うとプレイしている内に選択肢が増えていくわけです。クロノカードは全て共通で持ち越せるため、あるルートで手に入れたカードを使って他のルートで使用したり、ということが出来るわけですね。
このため、一度プレイし終わったルートも以前は無かった選択肢があったりで、楽しめます。本来その時点では持ち得ない記憶に基づいた選択肢になるわけですから、ぶっ飛んだ展開になることも多いです。具体的には姫百合先輩のパンツとか、トッキーの飲尿プレイとか。
テキストは特に癖もなく、読み易い感じですので万人向けだと思います。
総評:6点
では、以下ネタバレ感想となりますので、ご注意をば。
で、まあいきなり核心からいっちゃいますけど、本作はイチャラブ萌えゲーでありながらループものだったというオチ。夏本律がウィズレー魔法学院に入学してからの世界がループしていたわけですね。
私は体験版はプレイしていないのですが、こちらは、本編とはまた違った展開のループのお話だったみたいで、それも体験していると面白さもひとしおですね。
まあ、クロノカードのシステム自体を真面目に考えれば、おのずとループものである事実に気付くとは思いますが、ゲームの雰囲気的に真面目に考えさせないようにしているところがミソですよね。あくまでも2週目以降のおまけというか深く考えなくていいんですよーバカゲーなんですよーという隠れ蓑があるため意外と気付きにくい構造になっています。
Trueルートも意外なところからの分岐ということもあって、その存在自体知らなかった人も結構いたみたいです。
これは意外と斬新で、YU-NOや古色なんかは本作と同じように「今の時点の主人公が持ち得ないアイテムを持ってる」ことで選択肢が増えるわけですが、それらは最初からループものであることを明示した上で活用していくシステムですからね。ループものであることを隠した上で、このシステムを違和感無く取り入れているのは中々巧妙です。
どういう話だったかを完結にまとめると、幻想庭国イスタリカとは、魔力の源泉と同化したイスタリカが創造した魔法使いの避難所。イスタリカの魔力が尽きかけ、姉のオリエッタがその代わりとなろうとしたところ、敢えなく失敗。その際、オリエッタの使い魔だった律は魔力の泉に喰われてしまう。
元々時間制御の魔女だったオリエッタは、律を失った悲しみから無意識にその力を開放し、時間を巻き戻してしまう。イスタリカは同じ記憶のままでは同じように悲しい結末を迎えてしまうと考え、記憶の改竄と共に律にクロノカードを託す。細かいところが違うかも知れませんが、これがループの前にあったオリジナルのお話。
そこからイスタリカの存在と都合の悪い記憶を封印された学園の人々は、イスタリカの箱庭の中で青春を謳歌していたわけですね。Trueルートの律は、本来持ち得ないはずのオリエッタお手製のうさ宗マフラーをきっかけに、各ヒロインと恋人同士になった記憶を思い出していく。オリエッタもまた封印されたイスタリカの記憶を取り戻し、彼女を助けることを決める。
助ける方法として、イスタリカという国そのものを無くしちゃえばいいんじゃね、ということで教師達(イスタリカの使い魔)の妨害を退け、イスタリカの元へ辿り着く律とオリエッタ。色々画策した上で、最終的に律のオリエッタとの思い出を魔力の泉に投げつけてイスタリカを助けだしてみんなハッピーエンド。こんな感じ。
正直Trueルートの終盤の展開は、ご都合主義の連続ではありましたが、幻想庭国イスタリカの創造から崩壊までをちゃんと描いていたことは評価出来ます。こういうローファンタジーモノでは、そういう部分が描かれないままってことが多いですからね。ミニゲーム的なものや、推理ゲーム風な展開もあってTrueルート自体のプレイ時間はさほどでもないものの、内容自体は満足出来るものでした。
無意識にとはいえクロノカードを集めたかいもあったってもんです。ただ攻略無しだと、何が足りなくて先に進めないのか、というのがわかりにくいため、その辺のヒントは欲しかったですね。
件の魔導天秤は私も苦労しましたw 微妙にクロノカードが集まってなかったみたいで、組み合わせが結構シビアだったんですよね。何度もやり直しました。
一方でそこに至るまでの各ヒロインのシナリオについては、個人的にはあまり満足の行くものではありませんでした。主人公特有の段取りズム(私は共感できるw)によって段階を踏み、告白もちゃんと今までの経緯とかどういうところに惹かれてとかを話ながら進めていくのは好印象でした。しかしそれにしてもヒロインズがあまりにもチョロいんだよなあ・・・。女子校唯一の男子で、男に免疫がない女の子ばかりなのはわかりますが、テンポ良すぎて段取りズムが段取りズムで無くなっちゃってるのが珠に瑕。出会って2,3日でデートまで漕ぎ着けてますからね、彼。
内容自体も、各ヒロインこれといった事情を抱えているでもなく、普通に主人公と仲良くなって普通に恋していくだけ。別にそれが悪いというわけではないのですが、もうちょっと魔法使いの学園っていう設定を活かしたシナリオには出来なかったのだろうか。
ステディモードもイチャラブを楽しむだけなら良いですが、何の事件もなく本当にイチャラブするだけなので、ぶっちゃけ退屈ではありました。ここを楽しめる人ならばコストパフォーマンスは悪く無いと思います。
ただ、本作ならではの2周目のぶっ飛んだ選択肢はギャグ成分としてはありですね。出会って姫百合先輩にパンツを所望したり、飲尿プレイに走ったりと段取りズムのカケラもないような展開も多く、特殊エンドも多い。そしてこれらがTrueルートで意外と必要だったりするので無駄にもならないんですよね。
キャラ的にはオリエッタとの絡みが一番面白かったかな?基本的にアホの子ですからねw キャベツタイムアタックしたりw 姫百合先輩はとても包容力のある感じでいいですね。クラナドの智代を穏やかにした感じかな。
総評。
イチャラブゲーだと思ってプレイすると、シナリオの意外な展開とシステムの親和性に驚かされること請け合い。逆にシナリオゲーだと思ってプレイするとイチャラブ8割の内容に期待外れで終わってしまう可能性が高い。何れにしても広げた風呂敷は大きくなくともしっかりとまとめてられている作品である。
あくまでもシナリオもそれなりに楽しめる、イチャラブ萌えゲーだと思ってプレイするのがオススメ。
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