驚愕のハイクオリティで、進んできたKanonですが、
ついに最終回です。
冒頭、何事も無かったように元気な秋子さん。
授業に出ることが出来るようになった栞。
卒業式前に、退院することが出来た舞と佐祐理さん。
祐一が望んだことが全て叶えられた世界。
ただ一つを除いて。
あゆが願ったことは、栞が言ったように、
祐一が笑っていられることだったんでしょうね。
そして秋子さんから知らされる、7年前に木から落ちた女の子の話。
・・・この辺りはどうなんでしょうかね。
秋子さんが、今の今まで祐一に伝えなかったのは、
祐一が自分で記憶を取り戻して、
精神的に強くなるのを待ってたんでしょうか。
看護婦に案内され、たどり着いた病室。
そこには、天使の人形を握り締めたまま、眠り続けるあゆの姿が。
・・・季節は流れ、春。舞と佐祐理さんの卒業式です。
祐一は、毎日あゆを見舞っています。
祐一が関わってきた人達がみんなで、
あゆの世話をするのがかなりキました。
なんだか全員があゆと祐一の家族のようで・・・。もうボロボロです。
季節は巡り、また街が白く染まる。
それでも、あゆはまだ目覚めません。
舞によると、あゆはまだ祐一を待ち続けていると。
忘れられた最後の思い出の欠片。渡せなかったプレゼント。
祐一はそれを見つけ、自らの罪を悟ります。
弱い心が壊れないように、幻想を選んだこと。
渡せなかったカチューシャを渡すことで、
あゆは長い眠りから覚めます。
ラストの雪の上だって元気に走れるようになるさ、から、
エンディングの風の辿り着く場所のあゆへは、こうきたかって感じでした。
このあゆは退院して元気になったあゆだったんですねっ?
ということで、京アニ版Kanon、めでたく終了ですっ!
とりあえずいろいろありましたが、
総じて素晴らしい出来だったのは言うべくも無いですね。
真琴シナリオ好きの私としては、最終回にもうちょびっと、
真琴に出番を用意して欲しかったんですが、
多くは望まないって言った手前文句もいえず。。。
私が想像していた最終回とは結構違っていましたが、
なるべく多くの人が許容出来るように配慮されているように感じられましたね。
ただ5人マルチシナリオというゲームの構成上、仕方無いことではありますが、
やはりAirの完成度には及ばず、といった印象ですね。
ひぐらし風のように個別にシナリオ展開するぐらいしか、
完璧なKanonってのは作れないんでしょうね、やっぱり。
同時攻略という前提で、これほどの完成度の作品製作は、
他では真似できないでしょうね。
まあ、なにはともあれ、京アニ本当にお疲れ様でした~。
雪山で倒れてしまった祐一を助けたのは、
なんと、オリジナルの沢渡真琴でした。
かつて近所で、祐一が憧れていたという年上の女性。
彼女をあの場所に導いたのは、真琴の功績なんでしょうね~。
真琴さんの前で、自分の悔いを曝け出し、自分を責める祐一。
そんな祐一を彼女は、大人の包容力で、優しく諭します。
・・・ん~たしかに、この役どころが可能なのは、
秋子さんぐらいですので、ここで、「沢渡真琴」を出したのは、
なかなかうまいオリジナル展開でした。
いままでずっと、ヒロイン達を支える立場にあった祐一が、
年相応に感情を露わにするのは結構ぐっときました。
「沢渡真琴」は、真琴とそのまま成長させた感じかな?
ハルヒのみくる(大)に激似ではありますがw
髪型は声優繋がりか、長森っぽかったですね。
小狐の便箋や、鈴、肉まんと、真琴をイメージさせる小物の数々。
京アニ、ほんとに細かい演出ですね・・・。
一方名雪サイドでは、香里が到着。香里を呼んだ北川、GJです。
栞のことで、今の名雪と同じような立場だった香里は、
名雪を諭します。ある意味では、シナリオ同時攻略だった、
アニメ版ならではの演出ですね。
名雪の様子を聞いた祐一は、再度、「学校」へ向かいます。
羽あゆとの思い出を回想しながら。
・・・しかしこのようにまとめて見ると、
あゆ絡みのシーンがいかにギャグ成分が多かったがわかりますw
そういう意味じゃ、一番シナリオ的に割を食ったのは他ならぬあゆだったのかも。
まあ、いいところも同じように描写されてたんで、結果オーライかな?
お別れを言いにきたあゆとようやく再会。
ついにKanon最大の名シーンの再現です。
最後のお願いとして、自分のことを忘れてほしいというあゆ。
忘れられるわけがないから、それは無理だという祐一。
そして、あゆが願った本当の願い・・・。
何といったのかは判らぬまま、あゆは消滅してしまいます。
七年前の雪の日のように、ベンチに座っている祐一。
その前に名雪が姿を現します。
七年前のこと、ずっとその優しさに寄りかかっていたこと。
祐一はそれらのことを謝り、名雪はこれでおあいこだと言います。
祐一を強く抱きしめ、一緒に頑張っていくことを約束する名雪。
・・・いや~このあたりの名雪はかなり成長した感じが出てました。
この先、例えどんな悲しいことが起きたとしても、
この名雪なら、きっと前を向いて進んでいける、そんな印象を抱きました。
本来であれば、名雪をこのように成長させるのは、
祐一の愛情であるべきだったのでしょうけども、こればかりは仕方ないですよね~。
逆に成長した名雪によって、祐一を救う、という展開にしたのは、
すごくうまいと思いました。
次回予告は、栞の夢の中の少女の話。
とりあえず、前回と同じく、全く先が読めない予告でした。
エピローグとなる24話のタイトルは、
最終回に相応しく、「夢の果ての追復曲~Kanon~」。
私の予想(というか希望)としては、季節が変わり、春からスタート。
卒業式に無事出席することが出来た、舞と佐祐理さん。
順調に回復してきた秋子さん。名雪とともに、始業式へ出席。
そこには、高校の制服に身を包んだ栞の姿。
それぞれ穏やかに幸せな日々を過ごしている中、
入院中の秋子さんから聞いた、奇跡の話。
そして原作のラストシーンへ。
・・・こんな感じでまとまるのがベストかな~と。
真琴に関しては多くは望みません。
秋子さんの事故により、引きこもってしまう名雪。
7年前のゆきうさぎの事を悔い、名雪を説得する祐一。
けれど祐一は拒絶されてしまいます。
七年前の雪の日、自分は何故泣いていたのかを思い出そうとする祐一。
そして回想シーン。
冬休み最後の日の出来事。
いつものように木に登って、街を望んでいたあゆは、
突然の強風にあおられて、木から落下してしまいます。
目の焦点が合わなくなって、だんだん生気が失われていくあゆ。
・・・この辺りは、結果わかっててもハラハラして、
物語の都合も考えず、いいから早く病院連れて行ってくれ祐一っ!って感じでしたw
実際、小学生くらいであんな場面に遭遇したらテンパっちゃって、
冷静に処理なんて出来ないかも知れませんけど。
やっと全ての記憶を思い出した祐一は、
もう会えないはずのあゆの姿を追い求め、雪山を彷徨います。
・・・ん~気持ちはわからいでかって感じですが、
なんの準備もなく吹雪の雪山に行くとは、流石に死にますよ祐一・・・。
案の定、心身ともに疲れ果て、倒れてしまう祐一。
・・・そこに現れたのは夢か幻か、なんと真琴。
なんとなんと真琴再登場ですよっ!予想の斜め上ってレベルじゃねーぞ!
回想シーン前の独白でも、一番に真琴のことを口にしたりとか、
思ったより真琴が優遇されてて、真琴シナリオ好きの私としては、
嬉しい限りです。
そして前方からの光に包まれる祐一と真琴。
夢の中で、渡すことが出来なかったはずのカチューシャを、
あゆにプレゼントする祐一。
あゆは喜び、次に祐一と会う時はこれを付けていくと約束します。
本来知らなかったはずのカチューシャを付けていたあゆ。
この事実を考えると、あのダッフルコートの羽あゆは、
実は祐一が現実逃避から作り出した、幻想の存在なのかなーとか、
勝手に思ったりしました。
真相はともかく、そういう部分もあったのかなーとか。
次回はほぼ事実上の最終回かな?
はっきりいって次回予告からは如何とも予想できませんが、
あゆの最後のお願いが出るはずです。
・・・あとは放置プレイ中の名雪をどうするのか。
件の目覚ましメッセージが無く、祐一を拒絶してしまいましたので、
もはや自力で立ち直るぐらいしかないのですか、
一体どうする気なんでしょうか、京アニ。
・・・と思ってたらやってくれました。
詳しくは23話にて。
第21話。
基本はあゆシナリオながらも、名雪シナリオを進行。
今回こそ名雪の回。真琴、あゆと、立て続けにいなくなり、
寂しくなってしまった水瀬家。元気のない祐一を名雪は励まします。
段々と名雪に関する、7年前の記憶を取り戻してゆく祐一。
・・・まあ客観的に見ると、祐一も本っ当に、
忘れ安すぎというか、どっか壊れてるんじゃないのか?
って感じですよね。
とはいえ、原作では、祐一は選んだヒロインのことしか思い出さないわけですが、
京アニ版祐一は全ての記憶を取り戻すので、
精神的に参っちゃいますよ、普通だったら。
とりあえず、秋子さんの出番がみょんに多いのが、嫌らしすぎます、京アニ。
あゆの人形は割とあっさり発見。
ねじり鉢巻までして頑張った北川にはとくに褒美はなしw
・・・いや、ホントいい奴になったもんだ。
そして、Bパートラスト・・・。ついに恐れていたことが現実に。
授業中に、先生に呼ばれる名雪と祐一。
秋子さんが交通事故に巻き込まれたとのこと。
んーもうここの演出がエグいわ、ほんと。
神妙な面持ちで、話す教師。
転んだ子供を助け起こす秋子さん。
廊下に呼び出される名雪と祐一。
笑顔でいちごのケーキを買う秋子さん。
この交互の描写にものすごく嫌な予感をさせられます。
で、問題の事故のシーン。ドラマや普通のアニメだったら、
甲高いブレーキ音とホワイトアウトする事故直前の風景、
といったような演出にするんでしょうが、
京アニ版は・・・マジで怖い・・・うすら寒いです。。。
事故現場を映したVTRのような感じで、
猛スピードの車の衝突事故に巻き込まれる秋子さんの姿・・・。
無音で、静かなだけに怖いですね・・・。
あれは・・・まずいな・・・。
奇跡無しで治るような事故には見えないですよ。。。
来週は名雪引きこもり。
ある意味では名雪エンドなんてのも現実味を帯びてきたんでしょうか・・・。
曰く、あげてから落とす。
20話は、もうあゆしか見えないっ!回でした。
前半Aパートは、もう甘々。初々しいカップルに終始ニヤケリング。
真琴、舞、栞のアプローチも涼しい顔でかわしていた祐一が、
あゆの前では、まるで中学生のようですw
つーか、顔赤くし過ぎですw
やっぱり心のどこかでずっとあゆが好きだったんだってことでFAでしょうか。
晴れて恋人になった二人を見た水瀬親子。
名雪が・・・。背中で何かを語っています・・・。
やはりこのままなんのフォローもなく名雪退場は無さそうですね~。
名雪の扱いに関しては、東アニも試み自体は良かったと思うんですよね。
問題は尺と演出でした。
京アニも同じ路線で行きそうな予感ですね。
・・・というか、他に道があるなら教えて欲しいぐらいですわ。
いまのところ、展開的にあれ以上は京アニに求めてないです。
以下ちょびネタバレ含み。
繋ぎ&名雪の回・・・と思いきや・・・。 |
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栞編・・・完結・・・? |
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栞シナリオ、誕生日までの一週間の始まり。 |
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栞シナリオ突入+あゆシナリオイベント消化。 |
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舞編、(ほぼ)完結。エピローグは次回Aパートに持ち越しかな? |
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年末年始で、更新が遅れてしまいましたが、 |
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舞踏会の回。 |
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舞シナリオ突入。 |
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真琴編完結。 |
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かなり遅れてしまいましたが第09話。 |
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