5pbとNitro+のコラボレーション作品です。
妄想科学ADVと銘打たれた作品です・・・が、
あまり科学ってあたりはまともに捉えない方がいいかもですw
後作のシュタインズゲートの感想の前に乗せとかないとと思って、
急遽ですw
総評:6点
Nitro+協力の下とはいえ、
全体的な作風はやはり5pbの雰囲気?なのでしょうか・・。
(5pbの作品をやったことないのでわかりませんw)
とにかく中盤から終盤にかけては、
かなり鬱なシチュエーションが多いので耐性低い人は注意です。
東京・渋谷で発生した連続猟奇殺人事件。
主人公・西條巧巳はその事件に否応なく関わっていきます。
で、この作品で最も特徴的なのは主人公。
まあ引きこもり寸前のキモオタ高校生っていう、
割と現代の作品の主人公としてはよくある設定なのですが・・・。
はっきりいってリアル感がすごすぎてマジで引きますw mjd。
主人公・西條巧巳の中の人である吉野氏の演技には本当に脱帽モノ。
フヒヒwwwってリアルで言うとあんな感じなんだなって思いますw
作中では@ちゃんねるというまあ2chをもじった掲示板が出てきますが、
その再現力もすごかったですね~。
普段2chで飛び交うネットスラングなどもかなりの量が出てきますが、
それが変にパロディやネタのようには感じず、
むしろそれが違和感なく、リアルさをさらに強調しているのがすごいです。
肝心のシナリオですが、基本的には一本道。
ヒロインは6人いるわけですが、それぞれのルートはなし。
なのでヒロインは梨深オンリーといってもいいですね。
ネタバレ全開ですが、
全ては幼い頃の「将軍」である本物の西條拓巳が、
書いてしまった公式。
これが学者の目に止まったことで、
妄想を現実化する装置、ノア2が開発されてしまいました。
で、西條拓巳がそれを止めるために妄想で生み出した、
もう一人の自分。それが主人公でした。
最後、主人公は本物の西條拓巳の願いでもなく、世界のためでもなく
ただ自分が救いたいと思った梨深のためだけに
ノア2を破壊することを決意します。
とポイントだけ掻い摘みましたが、
流石にノア2がIr2という解を得られる公式一つで、
生み出されちゃうってのはちょっと雑な感じもありましたが、
そこはともかく、終盤にかけては結構熱い展開でした。
↑でも言ってますが、主人公が決意するシーンは結構感動モノです。
個人的にはBルートのような(あれは現実逃避による妄想でしたが)
大団円的な後日談がちょっと欲しかったですね~。
あの終わり方ではちょっとすっきりしなかったです。
キャラ的には多分よく言われていますが、私も例に漏れず
七海に結構もってかれました。。。
みょんに生っぽい妹って感想抱いた人もいるみたいですが・・たしかにw
反面、七海がディソード出した意味があったのかな~と・・w
そもそもヒロイン全員ディソード使えるわけですが、
優愛とか使えるようになる意味あったの?って感じですし・・・。
最後に全員で戦いにいくわけでもなし、
これならディソード使いは黒幕と主人公の2人だけでも良かった気がします。
ということで、「将軍」の正体や、主人公の秘密、
終盤の展開はなかなか良かったのですが、
ちょっと各ヒロインが空気だったり、
設定の雑さがちょっと目立つ作品でした。
良作・・・ではあるもののグロさもありますし、
↑のような問題点がある作品ですので、
あまり万人にはオススメできませんw
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