チラシの裏に書くようなことを徒然と。
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というわけで見に行って来ました実写版逆転裁判。率直な感想としては、「意外と面白かった」です。
GBA、DSで人気だった裁判をモチーフにした斬新なゲームを実写映画化したものですが、良くも悪くも完全にファン向けに作られている感じでしたね。内容自体は、原作の逆転裁判1の途中を端折って2時間になんとかまとめた感じになります。
ネタ自体はほとんどが原作準拠だったわけですが、ゲーム中で自分がムジュンを見つけ出すのと、映画のようにナルホドくんがムジュンを見つけるのでは、印象がかなり違って、正直後者はなんでこんな簡単なことに誰も気付いてないの?とか警察が無能過ぎない?と感じてしまうんですよね。それは原作未プレイの方ならあまりにも幼稚過ぎる、と受け取られてしまいかねないぐらいに。まあ最後のカルマ戦ではその慣れるのもあって大分違和感も薄れてくると思いますが。
あと原作との違いに着目すれば、全体的に分り易い笑いだった原作が、映画独特の暗めの色調や、ちょいホラー気味な雰囲気も相まってか、シュールな笑いになっていましたね。オウムのサユリさんのところなんて実写ならではw シリアスな笑いってやつでしょうか。それはそれで私的には良かったのですが、どうせやるならシュールを貫き通して欲しかった。全員がずっこける、みたいな分り易い笑いはいれなくても良かったかなーとも思う次第でした。
キャスト。ナルホドくんはテンパりかたとか非常に頑張っていたと思います。綾里姉妹が若干老けすぎなのと真宵ちゃんがケバいのと、イトノコ刑事が若すぎるのでもうちょっとムサくして欲しかったところですかね。あとは2時間の構成上、御剣の凄さ、手強さが殆ど発揮されていなかったのは仕方ないのかな。登場人物全員かつらに見えるのはもう気にするな。
なんだかんだで文句ばかりになってますが、通常有り得ない裁判を実現化するための、3日間で判決を決める序審裁判制が導入されている世界、という設定にしたり、カルマ戦での犯行現場がエレベーターでなく、証拠品置き場に変更されていたりといったところは、映画化する上で時間を節約し、分かりやすくする配慮が為されていて、原作へのリスペクトが感じられてよかったと思います。2時間でよくまとめましたよ、本当に。
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