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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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はい、というわけで、久しぶりの読みゲーレビューです。ここのところコンシューマーのゲーム攻略に勤しんでいたため中々腰を据えてプレイ出来なかったのです。



マブラヴオルタネイティヴ クロニクルズ02です。
 
これはageの作品、マブラヴのファンディスク的な扱いのゲームの続編となります。故に、マブラヴ、マブラヴオルタネイティヴをプレイ済みであることが望ましいです。まあ本作だけでも楽しめないことはないですけどね。
 
 



総評:7点


以下ネタバレとなります。




 
 
 
 

拍手


前作のクロニクルズ01では相変わらずのage特有のシステムであるAGESによって、レベルの高い演出を見せてくれました。しかしながら賞味5~6時間程のミニシナリオにも関わらずお値段は通常価格であることから非常にコストパフォーマンスの悪いゲームである、という不満がありました。
 
今作でも多少のボリュームアップはあるものの10時間には及ばず、やはり割高であることは否めません。

 
でもね。正直ちょっと悔しい気持ちもありますが、これがまた面白えんですよ、本当にw 

 
前作、今作共にこのシリーズのメインは、アンリミテッドアフターな訳ですが、前作の不満はそもそもシナリオに少々イラついたというのが大きかったんですよ。リリアはウザいし、メルは思わせぶりだし。
 
 
今回のアンリミテッドアフターは、ようやく本当に始まってきたというか、なんか今までのageキャラと比べると嫌味がないキャラばかりで非常に好感が持てます。もちろん辛い状況の中にいるわけで、色々と欝になりそうな場面もあります。それでも不思議と不快感はないんですよねえ。これはやっぱりメインキャラクター達の魅力だと思います。
 
主人公の響は、ウィル以上の武互換な性格でしたw まあまりもちゃんにも散々言われてるしね。多分今のageの主人公はみんなあんな性格になるんだろうね。君望FDの孝之だってあんな感じだったし。身長を気にしていたり、マッチョに憧れてたりのキャラ付けは面白いですね。
 
シナリオはもうベッタベタ。王道ど真ん中。超大型種のBETAが現れて絶体絶命のシアトル。そんな中まりもちゃんは戦術核相当の爆弾S-11を抱えて単騎特攻をかける。その動きを察知した響達ウォードッグ部隊は、彼女を助け、誰も死なず見事にBETAを撤退に追い込む。
 
あそこでハワイからの援軍が来るんだろうなーとか、まりもちゃん確実に死ぬ気だよなーとか、展開はもうミエミエな訳ですよ。またこの展開か、とか言われても仕方ない。
 
 
だが、それがいい!!それでいいんだよ!こっちはメッチャメチャ感動しちゃってるんですよ。まりもちゃんの決意に、ウォーケンさんの男気に、ウォードッグ隊の絆に。いやもうほんとに小細工とか要らないわ。王道が如何に素晴らしいかっていうのを改めて教えられた気分ですね。
 
そして、それまでにバビロン作戦によって窮地に追い込まれた人類や日本帝国の現状、米国との確執等を丁寧に描いた上でのこの展開であることが重要なんですよ。ただ単純に王道の展開を描くだけじゃなくて、それが膨大で綿密な世界設定の上に成り立っているからこその感動がある。
 
私がマブラヴオルタが好きだったことを思い出させてくれましたよw
 
なんといっても今回はまりもちゃんの出番が多いのが嬉しいですねえ。カッコイイなああの人は本当に。いつか響にも武に見せたような「優しい先生」なまりもちゃんを見せてくれる日が来るのだろうか。というか本当に死ななくて良かったです。今までの展開を見ていれば誰が死んでもおかしくないですからね。特にまりもちゃんは死亡フラグ立てまくってたし。
 
 
 
というわけで、ボリューム不足に目を瞑れば素晴らしい作品でした。マブラヴファンで値段が気にならなければ絶対に買い。クロニクルズ01ではちょっとこの商法はどうかなーと思っていましたが、02でついていかざるを得ないことが解ってしまった。
 
 
そういえばオープニングにリリア出てたけど結局出てこなかったですね。最後のシアトル防衛線で助けてくれた米国の戦術機がそうだったのかな。次はまた違う視点になるのかこのまま響主人公で行くのかはわかりませんが、出来ればこのままウォードッグ隊を見ていきたいなあ。響がどんどん高みに上がっていくストーリーになりそうな感じですけど、それを見てみたい。
 
まあどのみち今のシアトルに辿り着くまでにトラウマになるような出来事があったみたいで、その話はすぐに描かれるでしょうしね。多分浅葱が錯乱して柚香を殺そうとしたところ、止むを得ず響が殺してしまった、みたいな感じなんでしょうけどね。もう少し複雑な事情がありそうですが。


あと最後に登場した悠陽殿下。声が冥夜に聞こえたのは気のせいだろうか。そしてまりもちゃんが呟いた白銀・・・の意味とは。もしかして殿下は既に亡くられていて冥夜が演じているとか?今更ですが、アンリミテッドアフターといっても誰のエンドだったかはわからないんですよね。あれが冥夜だったとしたら冥夜エンドではなかったということになるわけですが、そもそも誰のエンドでもなかったのかな?だとしたら本編のキャラが再登場する可能性もあるわけですかね。武も実は生きてたりするのだろうか。そもそも香月先生はどうなったんだっけ・・・宇宙に旅立ったんだっけ?

オルタはなんだかんだでもう5年前だし、かなり内容忘れています・・・。とにかく先が見たいですね。


追記:その後、「憧憬」もプレイしました。いやーこちらも面白い!アンリミアフターはシリアス成分多めですが、こちらはギャグ成分多め。主人公はもろコードギアスのルルーシュパロでしたが、性格はもう真面目バカ。彩りを添えるヒロインズもここだけの登場とするにはもったいない程の個性的なキャラばかりで良かったですね。最後はベータとの戦いもお約束のように待ち受けていますが、ツェルベルス隊の魅力を存分に引き出していたと思います。エンディングも綺麗に終わって良し。

もうね、清十郎が大隊を率いる隊長に成長して、ユーロに恩を返しに向かう、なんて最高のカタルシス。笑いあり、涙あり、感動ありで短いプレイ時間の中に、悲愴感控えめのオルタがそこにあります。
 
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