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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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「唯一の人間なんて、かけがえのない事柄なんて、ない」
 
というわけで、ようやくリアルタイムで感想を書けるところまで到達しました。
セカンドシーズン最終巻として、めでたく発売となった恋物語感想です。
 
 
 
以下いきなりネタバレですので、ご注意をば。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まあそりゃあね、語り部がアララギさんでもガハラさんでもないかも知れないことぐらいは、誰もが予想してましたよ?でも、流石に貝木が語り部なんて予想してねえよ!この時点で、あ、こりゃサードシーズンあるなと確信しました。

 
忍野に比べて色々と出番が多くなっていた貝木でしたが、彼の内面が描かれ株爆上げの恋物語でした。恋物語の「恋」は、アララギさんとガハラさんのことや撫子の片思いも意味しているのでしょうが、貝木泥舟の恋を最も表していたといってもいいでしょう。
 
うーんしかしなあ。今更ガハラさんの家族を崩壊させたのが、ガハラさんのためだったとか言われてもなんだか後付に感じてしまうんですよねえ。貝木は心理描写自体がツンデレなので本人は絶対に認めないでしょうが、2年前は完全にガハラさんと相思相愛だったといっても良いですね。
 
まあこの不自然な株上げはやはり死亡フラグだったのか、最後に報いを受ける貝木。花物語で出ていたんで、死んではいないんでしょうけど、怪異化しちゃってたのかも知れません。多分彼についてはこれ以上語られることはないんでしょうけどね。
 


 
というわけで恋物語。撫子の心の闇は想像以上に深く、それは一流の詐欺師である貝木の予想すら遥かに超えたものだった。嘘を即座に看破され(というか始めから信じてなかったんですが)、絶体絶命の貝木は、最後に撫子の部屋のクローゼットで見た真実を語る。・・・いや真実とか大層なものでもなく、それは撫子の描いた漫画であり、黒歴史だったわけです。
 
 
人間、本当に好きなものは中々表に出せないっていうのは結構ありがちです。で、1番じゃなくて、2番目ぐらいに好きなものだったら、結構人に言えたりする。それは多分自己保護みたいなモノなんでしょうね、多分。誰でも1番好きなものを否定されたらキツイですから。2番目のものだったら例え否定されても1番目を否定されたわけじゃないから平静を保てる。東方のアリスが常に本気を出さないのと同じ。自分そのものを否定された気がして後が無くなるから。
 
まあ精神的に強い人はこの例には該当しないんでしょうけどね。とにかく撫子はそういう人間だったわけです。貝木の言うとおり、本当に撫子のしたいことが漫画を描くことで、それはアララギさんへの気持ちより強いものだったのかどうかは分かりません。けれど、撫子が神様になって数ヶ月、漫画を描けなくなってもいいのか?と彼女を説得した人間は貝木ただ一人だったのも事実。
 
そして晴れて撫子は神様を辞め、普通の中学生に戻っていく。彼女を取り巻く状況は何も解決されていません。相変わらず可愛がられるという虐待を受け続けるんでしょうけど、自分の夢を自覚できたからなんとかなりそうですかね。わからん。
 
 
今回アララギさんの出番はほんのちょっとでした。八九寺が消え、撫子ともこれからはもう会えない。アララギハーレムは着実に終わりを迎えようとしていますねw 今回の話で改めて思いましたが、阿良々木さんと貝木って根っこのところで結構似てますよね、困っている人をなんだかんだ言いながら助けてしまうところとか。Fateの士郎とアーチャーが例えとして一番近い気がする。お互いに忌み嫌っているところも似てるし。
 
 
さて、予想通りというか当たり前というかやはりあったサードシーズン改めファイナルシーズン。本当にファイナルシーズンで終わるのか、もはや解りませんがとりあえず、2012年度に3作発表する予定みたいですね。それぞれ余接、蝋花、扇が語り部と思わせるようなサブタイトルでしたが果たして。

しかしなあ・・・新刊が出る度に新たな謎や伏線が増えるし、主人公のアララギさんが何やってたのかも不明だし、どこまでいっても物語シリーズは綺麗すっぱり終わる、なんてことはないんだろうなあと今更ながらに感じました。別に全部書けなんてことは言いませんが、意味ありげにあの事件は大変だったねーなんていったことぐらいはちゃんと書いて欲しいですね。正直ちょっとダラダラし過ぎな気がする。

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無題
ネタバレしすぎだって!ほかのサイトもそうだけど貝木が語り部言っちゃだめでしょ。まだ鬼見てない人いるんだから。俺みたいにね。

ガハラさんのためってのが気になる。
停車男 URL 2011/12/28(Wed)22:12:40 編集
Re:無題
>ネタバレしすぎだって!ほかのサイトもそうだけど貝木が語り部言っちゃだめでしょ。まだ鬼見てない人いるんだから。俺みたいにね。
>
>ガハラさんのためってのが気になる。

一応ネタバレですよ、という注意書きはしておいたのですが…すみません(^^;;
恋物語は貝木が主人公ですので語り部に言及せずに、感想を書くというのは少し難しいですね…。
2011/12/29 00:25
無題
前にコメントしたものです。
失礼しました。書いてありましたね。

後おもしろかったです。スラスラ吸い込まれて、続きが気になるし、貝木も気になります。

次はいつ発売されるのやら
停車男 URL 2012/01/26(Thu)22:11:07 編集
Re:無題
そうですね。貝木主観ということで、硬い文章になるかと思いきやそんなこともなく、読み易い文章でした。続作については今年中に3作発表するらしいですが・・・西尾氏は速筆ですね。
2012/01/28 12:13
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