チラシの裏に書くようなことを徒然と。
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はい、というわけで続けて読んでしまいました。化物語の続編・傷物語。今は色々な作家さんに挑戦している最中なので、同じ著者の作品を続けて読むというのは稀有なのですが、これもひとえに西尾氏の描く漫才劇に魅力を感じていたということなのでしょうね。特に傷物語は映画化も決定されているらしいので、とりあえず原作を知っておきたいという点もありました。
さて、傷物語。これはサブタイトルのこよみヴァンプからも予想出来る通り、化物語の前日譚、阿良々木暦の地獄の春休みを描いたものでした。忍野メメや羽川翼、そして忍野忍となるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとの出会い。どういう経緯でああいう状態を迎えてしまったのか、化物語へとつながる作品です。
化物語で最も魅力的だった会話劇は戦場ヶ原や神原、八九寺といったヒロイン達の面白さが支えていた、という印象を持っていた私は彼女らが出てこない前日譚
にはあまり期待出来ないのでは、という危惧がありました。
しかし蓋を開けてみれば、なんとも面白いじゃないですか。というかストーリーがしっかりと過不足無く描かれ、まとまっている傷物語は個人的には化物語よりも面白かったです。コメディパートも期待通り・・・というか期待以上のものを見せてくれました。委員長の出番が多かったのもありますけど、なんといってもアララギさんが自らボケに回ってくれているので、楽しい楽しいw ちょっと下ネタ多目というかアララギさん変態過ぎですけどね。この傷物語はアララギさんの価値観を揺るがせる程の内容だったわけですから、化物語と傷物語のアララギさんは少し性格が異なります。具体的に言うと傷物語の方がヒネた感じ。エヴァのアニメ版と漫画版のシンジくんの違いみたいな感じ。
そしてなんといってもこの物語の主軸はアララギさんとキスショットにありながらもヒロインの座は完全に委員長に持っていかれているのですよね。化物語ではそこまで魅力を感じなかった委員長ですが、傷物語を読んだ後はガハラさんに匹敵するぐらいのキャラになっていました。あれはアララギさんに惚れて然るべきだし、アララギさんが委員長に惚れてないのがむしろ不自然に感じるわ。
化物語の時点では言われるほど鈍感かなー委員長の気持ちとか流石に伝わらないだろーアララギさん可哀想だなーとか思っててマジすいませんでした。うん、アララギさん鈍感過ぎるわ。好きでもない男のためにあそこまで出来る人間居るわけ無いですよ。傷物語を経験していて化物語のつばさキャットにおける鈍感さは万死に値する。
委員長の魅力満載だった傷物語。ですがストーリーは学園異能バトルものになって、瀕死のキスショットを救った阿良々木暦は彼女の眷属となり、彼女を狙う3人のヴァンパイア・ハンターと戦うことになる。忍野メメの協力もありなんとか撃退し、キスショットの体を取り戻すことに成功した阿良々木だったが、そこで初めて自分の犯した罪を知る。
どうやって化物語の時点での阿良々木と忍の状態になるのかな、と思いながら読み進めていましたが、納得の展開でした。阿良々木暦は「加害者」であり、その罪を、忍という存在を一生背負うつもりであること。忍を見捨てればいつでも人間に戻れること。委員長に返し切れない程の恩があること。そして阿良々木暦にとっての春休みは地獄のような2週間だったということ。化物語でばら撒かれた数々の伏線が回収されていましたね。
全てを幸せにするご都合展開は不可能であり、忍野が妥協案として提示した結論は、みんなが少しずつ不幸になること。阿良々木暦は完全に人間には戻れず、キスショットは能力の大半を奪われ生殺しにされる。人間は恐血鬼という脅威を見ない振りをする。傷物語はバッドエンドで幕を閉じます。
結局はアララギさんのどうしようもないエゴでキスショットを生かした訳で、それは誰にとっても正しい選択ではなかったんでしょうね。それでも彼は、街灯の下で死にたくないと叫んだキスショットの姿を見てしまった。ギロチンカッターを食する人類の敵・吸血鬼の姿を見てしまった。強いメンタルを持った人であれば、キスショットを殺し人間に戻ったでしょう。あるいはキスショットの眷属として未来永劫に生き続けたのかも知れません。でもアララギさんは弱かった。そのどちらも選ぶことは出来なかった。そしてそんな彼だからこそ傷物語、そして化物語の主人公であったのでしょうね。
とりあえず、感想はこんな感じ。キスショットは出番がいまいち少なかったのが残念でしたが、その分委員長が大活躍してくれたので予想外の面白さでした。
やっぱり私は化物語のような短篇集よりは、しっかりとしたストーリーを一冊でまとめてくれた方が思い入れが強くなって良いですね。エンターテインメント性では、ヒロイン達の彩りもあって化物語の方が良いでしょうが、個人的な好みでは傷物語はすごく良かったです。というか委員長ってあんなに可愛いキャラだったのかよ。眼鏡っ娘で可愛いと思ったのは読子さん以来かも知れませんw
さて、傷物語。これはサブタイトルのこよみヴァンプからも予想出来る通り、化物語の前日譚、阿良々木暦の地獄の春休みを描いたものでした。忍野メメや羽川翼、そして忍野忍となるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとの出会い。どういう経緯でああいう状態を迎えてしまったのか、化物語へとつながる作品です。
化物語で最も魅力的だった会話劇は戦場ヶ原や神原、八九寺といったヒロイン達の面白さが支えていた、という印象を持っていた私は彼女らが出てこない前日譚
にはあまり期待出来ないのでは、という危惧がありました。
しかし蓋を開けてみれば、なんとも面白いじゃないですか。というかストーリーがしっかりと過不足無く描かれ、まとまっている傷物語は個人的には化物語よりも面白かったです。コメディパートも期待通り・・・というか期待以上のものを見せてくれました。委員長の出番が多かったのもありますけど、なんといってもアララギさんが自らボケに回ってくれているので、楽しい楽しいw ちょっと下ネタ多目というかアララギさん変態過ぎですけどね。この傷物語はアララギさんの価値観を揺るがせる程の内容だったわけですから、化物語と傷物語のアララギさんは少し性格が異なります。具体的に言うと傷物語の方がヒネた感じ。エヴァのアニメ版と漫画版のシンジくんの違いみたいな感じ。
そしてなんといってもこの物語の主軸はアララギさんとキスショットにありながらもヒロインの座は完全に委員長に持っていかれているのですよね。化物語ではそこまで魅力を感じなかった委員長ですが、傷物語を読んだ後はガハラさんに匹敵するぐらいのキャラになっていました。あれはアララギさんに惚れて然るべきだし、アララギさんが委員長に惚れてないのがむしろ不自然に感じるわ。
化物語の時点では言われるほど鈍感かなー委員長の気持ちとか流石に伝わらないだろーアララギさん可哀想だなーとか思っててマジすいませんでした。うん、アララギさん鈍感過ぎるわ。好きでもない男のためにあそこまで出来る人間居るわけ無いですよ。傷物語を経験していて化物語のつばさキャットにおける鈍感さは万死に値する。
委員長の魅力満載だった傷物語。ですがストーリーは学園異能バトルものになって、瀕死のキスショットを救った阿良々木暦は彼女の眷属となり、彼女を狙う3人のヴァンパイア・ハンターと戦うことになる。忍野メメの協力もありなんとか撃退し、キスショットの体を取り戻すことに成功した阿良々木だったが、そこで初めて自分の犯した罪を知る。
どうやって化物語の時点での阿良々木と忍の状態になるのかな、と思いながら読み進めていましたが、納得の展開でした。阿良々木暦は「加害者」であり、その罪を、忍という存在を一生背負うつもりであること。忍を見捨てればいつでも人間に戻れること。委員長に返し切れない程の恩があること。そして阿良々木暦にとっての春休みは地獄のような2週間だったということ。化物語でばら撒かれた数々の伏線が回収されていましたね。
全てを幸せにするご都合展開は不可能であり、忍野が妥協案として提示した結論は、みんなが少しずつ不幸になること。阿良々木暦は完全に人間には戻れず、キスショットは能力の大半を奪われ生殺しにされる。人間は恐血鬼という脅威を見ない振りをする。傷物語はバッドエンドで幕を閉じます。
結局はアララギさんのどうしようもないエゴでキスショットを生かした訳で、それは誰にとっても正しい選択ではなかったんでしょうね。それでも彼は、街灯の下で死にたくないと叫んだキスショットの姿を見てしまった。ギロチンカッターを食する人類の敵・吸血鬼の姿を見てしまった。強いメンタルを持った人であれば、キスショットを殺し人間に戻ったでしょう。あるいはキスショットの眷属として未来永劫に生き続けたのかも知れません。でもアララギさんは弱かった。そのどちらも選ぶことは出来なかった。そしてそんな彼だからこそ傷物語、そして化物語の主人公であったのでしょうね。
とりあえず、感想はこんな感じ。キスショットは出番がいまいち少なかったのが残念でしたが、その分委員長が大活躍してくれたので予想外の面白さでした。
やっぱり私は化物語のような短篇集よりは、しっかりとしたストーリーを一冊でまとめてくれた方が思い入れが強くなって良いですね。エンターテインメント性では、ヒロイン達の彩りもあって化物語の方が良いでしょうが、個人的な好みでは傷物語はすごく良かったです。というか委員長ってあんなに可愛いキャラだったのかよ。眼鏡っ娘で可愛いと思ったのは読子さん以来かも知れませんw
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