チラシの裏に書くようなことを徒然と。
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本来同列に語るべき作品ではないのですが、セットで読んでしまったので一緒に感想をば。とりあえず、猫物語(白)は現時点で私が読んだ西尾維新作品で最高傑作だと感じました。
とはいえ、これは物語シリーズを通して読んで、阿良々木暦の視点で描かれた彼曰く「本物」である羽川翼を全て見てきたことが前提ですので、物語シリーズにおける(個人的な)クライマックスだったとも言えるかもしれません。それぐらい感銘を受けた作品です。
猫物語(黒)は、作中で幾度となく触れられながらも、語られることのなかったゴールデンウィークの物語。羽川翼に憑いた怪異「障り猫」に纏わる話でした。本作は西尾氏の分け方に準ずるならば、ファーストシーズン最後の物語ですね。これはもしかしたら阿良々木暦視点で語られる最後、という意味でもあるのかも知 れませんが。
対して猫物語(白)は、化物語の後日譚であり、初めて阿良々木暦以外の視点で語られる、羽川翼の物語です。完結して始まる物語。本物と呼ばれた彼女が本当に本物になる物語。
以下感想&ネタバレあり。
以前、何かの記事で、エロゲ等の所謂読み物ゲーは、創作の場としては割とバランスが良く優秀だと書いた記憶があります。しかし改めて思うと、この猫物語 (白)のような作品を生み出すのは相当に苦労するだろうなと思います。というのも読み物ゲーという場はいくら自由とはいえ基本的な縛りは少なからず存在していて、各ヒロインは 並列構造であったり、主人公が語り部であったり、物語はその作品中で完結すべきだったり、と色々な制約が存在します。もちろんそれらに縛られない作品も沢 山あるのですが、一つのビジネスである以上、上述のような縛りを守るべきだ、という傾向にあるのは確かで、実績があったりで余程売れる見込みがない限り半 ば冒険するような作品が生まれにくい土壌です。例えばFate/stay nightはエロゲで出せますが、Fate/Zeroは出せないって感じ。
実際の市場を鑑みても、内容を見てみれば上述の要素を守った作品が多いように感じます。それはラノベというジャンルでも同じことが言えて、そのラノベを原作とすることが多いアニメでも昨今は同様の傾向が見られると思います。
それはやはりビジネスであり消費者のニーズに答えていた訳ですね。で、その縛りの中で個性を出せた作品が人気作となる。
また、実績のあるメーカーの意欲作の例としては、KeyのRewriteやオーガストの穢翼のユースティアなどがあります。私は両方とも大好きな作品の一つ なのですが、どちらも培ってきたそのメーカーのお約束を破った作品であり、従来からのファンを少なからず失望させた作品でもあります。あくまで一般的な意 見から勝手に推察した評価ではありますが。
で、 猫物語(白)の話に戻ってくるわけですが、この作品もまた今まで物語シリーズで描いてきた、完全無欠の委員長、羽川翼というキャラクターを根本的に覆して います。揺るがず、献身的で平等でいつも正しかった彼女の善性は、この物語における幾多の登場人物との対話の中で異常性として表現されます。これは羽川翼ファンにとっては正に衝撃の展開だったはずです。語られなければ完璧なままだったはずの彼女。しかし本作では、一旦羽川翼というキャラクターを貶めながらもその内面、苦心、決意を丁寧に描き、終わってみれば比べる必要も無いほどに素晴らしく素敵な人物に成長させました。自業自得ではありますが18年のハン デキャップを背負いながら、悩み苦しみ、泣いたり怒ったりして「普通」の女の子として懸命に生きる彼女の姿はファースト・シーズンの頃よりも魅力的です。 自分自身を受け入れて変わった戦場ヶ原ひたぎに対し、今の方がずっと素敵だ、と彼女自身が思ったように。
こんな物語が果たして、小説以外のジャンルで可能なのか。主人公でも正ヒロインでもない人物をクローズアップしてその内面の変化だけを描く。ラノベというジャンルでも類を見ない展開だったと思います。
化物語第5話のつばさキャットで、阿良々木暦はブラック羽川を通じて羽川翼の想いを知る。私はこの時に、ああ彼女は自分で告白することも出来なくて可哀想だ な、だとか思っていました。そして猫物語(白)、つばさタイガーで阿良々木暦に助けられた彼女は、ついに告白する。想いは届いて、けれど彼には好きな人がいて、人生で初めての失恋を経験する。それは彼女が自分自身とちゃんと向き合ってから初めて受け入れた感情であり、これ以上無いぐらいの苦しみだったはず。
羽川が最も恐れていたのは、白無垢という個性を失ってしまう自分を阿良々木暦が果たして受け入れてくれるのだろうか、ということでした。それでも、羽川の手紙を読んだ上で笑って助けに来てくれた彼の行動と、変わる前も変わった後も羽川翼という少女をちゃんと見て受け入れることを宣言してくれた彼の言動に、自分自身を受け入れる。そして彼女がまず一番にしたいことは、自分の気持ちを阿良々木暦に伝えることだった。
今までずっと、ファースト・シーズン最終話の猫物語(黒)においても、阿良々木暦を軸とした楽しいコント集は多くのページを割いて描かれてきました。それが 不必要だったなんていうつもりは毛頭ありませんが、それがシリアスな面を持つこの物語シリーズをどこかコミカルな雰囲気に仕立てていたのは確かです。氏に セカンドシーズンと呼ばれる新たな化物語シリーズの猫物語(白)ではコントは相変わらずあるものの、その内容は羽川翼という少女の外面から内面まで全てを 描くことに注力したものです。本物あるいは化物とまで言われた彼女は本当は何も持っていない白無垢の少女だった。完全無欠の委員長は、けれど自分のことは 何一つ知らなくて、酷く歪な存在だった。負の感情を受け持つ、ブラック羽川、「苛虎」。彼らを受け入れ、自分自身を始めて知る。その物語は今までと比べるととてもシリアスで重い。しかしだからこそ心に残る作品だったとも思います。
いや、もうマジで感動した。感動した。それと同時に、私の中で委員長の存在はいつのまにかガハラさんを超えていたことに気付きましたw 既に戦場ヶ原が好き だと心に決めている阿良々木さんでしたし、つばさキャットで戦場ヶ原が好きだと明言してたし、つばさファミリーで、もう羽川は恋という感情を超えてしまっ た存在だとかも語られてたし、実際にガハラさんと恋人同士だし。委員長が阿良々木さんにとっての正ヒロインに成り得ないことはこれまでに幾度と無く示され てきました。それでもやっぱりショックを受けてしまったんですよ、彼女が振られてしまったことに。すごく悲しい、切ない。それはきっと私の中で羽川翼とい うキャラクターの内面を深く知り、幸せになって欲しい、阿良々木さんとくっつけばいいのになと思うほどに、魅力的に感じていたからなのでしょうね。
化物語は阿良々木暦という、一人の男の周りに集まってくるヒロイン達、というエロゲやラノベにおける典型的な構造に一見属しています。しかし、物語の早い段階で阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎというヒロインに心を決め、羽川翼という少女の盛大な振られっぷりが描かれました。これは簡単なようで中々出来るものではなかったと思います。ヒロインがちゃんと告白して、主人公がちゃんと断る。これを描けているラノベが世にどれだけあるのでしょうか。そんなシーンを描いてしまえば、今後の展開でその振られたヒロインと主人公が幸せになるような話は望めません。例え読者がどれだけ熱望したとしてもその可能性は失われてしまった。それでも羽川翼という少女はこの失恋を経験せずして本物になることは出来なかった。
「だけど伝わるんじゃ駄目なんだ。伝えなきゃ駄目なんだ。」
必要だから描かれた告白。私は痛みしか生まないような羽川翼の失恋をしっかりと描いた西尾氏を評価します。
猫物語(白)におけるガハラさんもすごく良かったです。っていうかなんだよ調教とかいってたから苦手なのかと思ってたら、委員長とメチャメチャ仲良い じゃんよ。もう親友みたいじゃん。頼れるお姉さまというか毒気の抜けた彼女は多分中学時代にカリスマ的人気を誇っていた頃の人格に近いのでしょうね。思え ば、ガハラさんと、羽川は非常に似た境遇の持ち主だったんですね。母親への感情を切り捨てた戦場ヶ原ひたぎと負の感情を切り捨てた羽川翼。スケールは違い ますが、同じ類の問題を抱えていた二人でした。そして羽川よりも先に自分自身と向き合うことが出来た戦場ヶ原と猫物語(黒)では、阿良々木に助けられなが らも自分自身と向き合うことは出来ず、問題を先送りにしてしまった羽川。順番が逆だったのならもしかしたら阿良々木暦の隣には羽川翼がいたのかもしれませ ん。
で、 今回で羽川翼の物語はひとまず完結したと言えますが、肝心の主人公・阿良々木暦は、どうにも裏でまた色々と巻き込まれている模様でしたね。次巻以降はまよ いキョンシーとかするがデビルとかってサブタイトルだったと思うので、猫物語(白)と同様に彼女らの視点で描かれ、明示的に阿良々木さんの視点で語られる ことはないのかも。
いやーしかし本当に猫物語(白)は良かった。物語シリーズは総じて面白く読めていたのですが、こんなにこの本を読めて良かったと思ったのは氏の作品では初め ての経験でした。しかしながら、猫物語(白)だけを読んでもカタルシスが足りないと思うので、オススメするなら、物語シリーズ全部読め!ってことになるん ですよね・・・。そこがネックかな。
とはいえ、これは物語シリーズを通して読んで、阿良々木暦の視点で描かれた彼曰く「本物」である羽川翼を全て見てきたことが前提ですので、物語シリーズにおける(個人的な)クライマックスだったとも言えるかもしれません。それぐらい感銘を受けた作品です。
猫物語(黒)は、作中で幾度となく触れられながらも、語られることのなかったゴールデンウィークの物語。羽川翼に憑いた怪異「障り猫」に纏わる話でした。本作は西尾氏の分け方に準ずるならば、ファーストシーズン最後の物語ですね。これはもしかしたら阿良々木暦視点で語られる最後、という意味でもあるのかも知 れませんが。
対して猫物語(白)は、化物語の後日譚であり、初めて阿良々木暦以外の視点で語られる、羽川翼の物語です。完結して始まる物語。本物と呼ばれた彼女が本当に本物になる物語。
以下感想&ネタバレあり。
以前、何かの記事で、エロゲ等の所謂読み物ゲーは、創作の場としては割とバランスが良く優秀だと書いた記憶があります。しかし改めて思うと、この猫物語 (白)のような作品を生み出すのは相当に苦労するだろうなと思います。というのも読み物ゲーという場はいくら自由とはいえ基本的な縛りは少なからず存在していて、各ヒロインは 並列構造であったり、主人公が語り部であったり、物語はその作品中で完結すべきだったり、と色々な制約が存在します。もちろんそれらに縛られない作品も沢 山あるのですが、一つのビジネスである以上、上述のような縛りを守るべきだ、という傾向にあるのは確かで、実績があったりで余程売れる見込みがない限り半 ば冒険するような作品が生まれにくい土壌です。例えばFate/stay nightはエロゲで出せますが、Fate/Zeroは出せないって感じ。
実際の市場を鑑みても、内容を見てみれば上述の要素を守った作品が多いように感じます。それはラノベというジャンルでも同じことが言えて、そのラノベを原作とすることが多いアニメでも昨今は同様の傾向が見られると思います。
それはやはりビジネスであり消費者のニーズに答えていた訳ですね。で、その縛りの中で個性を出せた作品が人気作となる。
また、実績のあるメーカーの意欲作の例としては、KeyのRewriteやオーガストの穢翼のユースティアなどがあります。私は両方とも大好きな作品の一つ なのですが、どちらも培ってきたそのメーカーのお約束を破った作品であり、従来からのファンを少なからず失望させた作品でもあります。あくまで一般的な意 見から勝手に推察した評価ではありますが。
で、 猫物語(白)の話に戻ってくるわけですが、この作品もまた今まで物語シリーズで描いてきた、完全無欠の委員長、羽川翼というキャラクターを根本的に覆して います。揺るがず、献身的で平等でいつも正しかった彼女の善性は、この物語における幾多の登場人物との対話の中で異常性として表現されます。これは羽川翼ファンにとっては正に衝撃の展開だったはずです。語られなければ完璧なままだったはずの彼女。しかし本作では、一旦羽川翼というキャラクターを貶めながらもその内面、苦心、決意を丁寧に描き、終わってみれば比べる必要も無いほどに素晴らしく素敵な人物に成長させました。自業自得ではありますが18年のハン デキャップを背負いながら、悩み苦しみ、泣いたり怒ったりして「普通」の女の子として懸命に生きる彼女の姿はファースト・シーズンの頃よりも魅力的です。 自分自身を受け入れて変わった戦場ヶ原ひたぎに対し、今の方がずっと素敵だ、と彼女自身が思ったように。
こんな物語が果たして、小説以外のジャンルで可能なのか。主人公でも正ヒロインでもない人物をクローズアップしてその内面の変化だけを描く。ラノベというジャンルでも類を見ない展開だったと思います。
化物語第5話のつばさキャットで、阿良々木暦はブラック羽川を通じて羽川翼の想いを知る。私はこの時に、ああ彼女は自分で告白することも出来なくて可哀想だ な、だとか思っていました。そして猫物語(白)、つばさタイガーで阿良々木暦に助けられた彼女は、ついに告白する。想いは届いて、けれど彼には好きな人がいて、人生で初めての失恋を経験する。それは彼女が自分自身とちゃんと向き合ってから初めて受け入れた感情であり、これ以上無いぐらいの苦しみだったはず。
羽川が最も恐れていたのは、白無垢という個性を失ってしまう自分を阿良々木暦が果たして受け入れてくれるのだろうか、ということでした。それでも、羽川の手紙を読んだ上で笑って助けに来てくれた彼の行動と、変わる前も変わった後も羽川翼という少女をちゃんと見て受け入れることを宣言してくれた彼の言動に、自分自身を受け入れる。そして彼女がまず一番にしたいことは、自分の気持ちを阿良々木暦に伝えることだった。
今までずっと、ファースト・シーズン最終話の猫物語(黒)においても、阿良々木暦を軸とした楽しいコント集は多くのページを割いて描かれてきました。それが 不必要だったなんていうつもりは毛頭ありませんが、それがシリアスな面を持つこの物語シリーズをどこかコミカルな雰囲気に仕立てていたのは確かです。氏に セカンドシーズンと呼ばれる新たな化物語シリーズの猫物語(白)ではコントは相変わらずあるものの、その内容は羽川翼という少女の外面から内面まで全てを 描くことに注力したものです。本物あるいは化物とまで言われた彼女は本当は何も持っていない白無垢の少女だった。完全無欠の委員長は、けれど自分のことは 何一つ知らなくて、酷く歪な存在だった。負の感情を受け持つ、ブラック羽川、「苛虎」。彼らを受け入れ、自分自身を始めて知る。その物語は今までと比べるととてもシリアスで重い。しかしだからこそ心に残る作品だったとも思います。
いや、もうマジで感動した。感動した。それと同時に、私の中で委員長の存在はいつのまにかガハラさんを超えていたことに気付きましたw 既に戦場ヶ原が好き だと心に決めている阿良々木さんでしたし、つばさキャットで戦場ヶ原が好きだと明言してたし、つばさファミリーで、もう羽川は恋という感情を超えてしまっ た存在だとかも語られてたし、実際にガハラさんと恋人同士だし。委員長が阿良々木さんにとっての正ヒロインに成り得ないことはこれまでに幾度と無く示され てきました。それでもやっぱりショックを受けてしまったんですよ、彼女が振られてしまったことに。すごく悲しい、切ない。それはきっと私の中で羽川翼とい うキャラクターの内面を深く知り、幸せになって欲しい、阿良々木さんとくっつけばいいのになと思うほどに、魅力的に感じていたからなのでしょうね。
化物語は阿良々木暦という、一人の男の周りに集まってくるヒロイン達、というエロゲやラノベにおける典型的な構造に一見属しています。しかし、物語の早い段階で阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎというヒロインに心を決め、羽川翼という少女の盛大な振られっぷりが描かれました。これは簡単なようで中々出来るものではなかったと思います。ヒロインがちゃんと告白して、主人公がちゃんと断る。これを描けているラノベが世にどれだけあるのでしょうか。そんなシーンを描いてしまえば、今後の展開でその振られたヒロインと主人公が幸せになるような話は望めません。例え読者がどれだけ熱望したとしてもその可能性は失われてしまった。それでも羽川翼という少女はこの失恋を経験せずして本物になることは出来なかった。
「だけど伝わるんじゃ駄目なんだ。伝えなきゃ駄目なんだ。」
必要だから描かれた告白。私は痛みしか生まないような羽川翼の失恋をしっかりと描いた西尾氏を評価します。
猫物語(白)におけるガハラさんもすごく良かったです。っていうかなんだよ調教とかいってたから苦手なのかと思ってたら、委員長とメチャメチャ仲良い じゃんよ。もう親友みたいじゃん。頼れるお姉さまというか毒気の抜けた彼女は多分中学時代にカリスマ的人気を誇っていた頃の人格に近いのでしょうね。思え ば、ガハラさんと、羽川は非常に似た境遇の持ち主だったんですね。母親への感情を切り捨てた戦場ヶ原ひたぎと負の感情を切り捨てた羽川翼。スケールは違い ますが、同じ類の問題を抱えていた二人でした。そして羽川よりも先に自分自身と向き合うことが出来た戦場ヶ原と猫物語(黒)では、阿良々木に助けられなが らも自分自身と向き合うことは出来ず、問題を先送りにしてしまった羽川。順番が逆だったのならもしかしたら阿良々木暦の隣には羽川翼がいたのかもしれませ ん。
で、 今回で羽川翼の物語はひとまず完結したと言えますが、肝心の主人公・阿良々木暦は、どうにも裏でまた色々と巻き込まれている模様でしたね。次巻以降はまよ いキョンシーとかするがデビルとかってサブタイトルだったと思うので、猫物語(白)と同様に彼女らの視点で描かれ、明示的に阿良々木さんの視点で語られる ことはないのかも。
いやーしかし本当に猫物語(白)は良かった。物語シリーズは総じて面白く読めていたのですが、こんなにこの本を読めて良かったと思ったのは氏の作品では初め ての経験でした。しかしながら、猫物語(白)だけを読んでもカタルシスが足りないと思うので、オススメするなら、物語シリーズ全部読め!ってことになるん ですよね・・・。そこがネックかな。
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