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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
スクウェア・エニックスよりドラゴンクエスト11です。
いまさらという感じですが、まとめる時間がなくて放置していただけで、
大体1か月ぐらいで無事トロコンする程度にはプレイ出来ました。

誰もが知る国民的RPGのドラクエですが、据え置き機かつオンライン専用の10を除けば、8以来の実に13年ぶりのドラクエナンバリングタイトルです。今作は3DS版とPS4版が同時発売だったのですが、両者でグラフィックその他が異なったスタイルになっているのが特徴です。具体的にはPS4版はハードの性能を生かしたリアルなグラフィックで3DS版はディフォルメしたポリゴンとドット絵の2バージョンがそれぞれ楽しめます。

 


私はPS4版をプレイしましたが、終わってみて改めて3DS版をもう一度プレイするのもありかな、と思いましたね。要はそれだけ面白かったということです。元々買うつもりは満々でしたが、正直なところ期待はそれほどしていませんでした。PS4とはいえグラフィックも目を見張るほどのものでもなく、FFのようにナンバリングによってゲーム性が変わることもなく、まあいつも通りのドラクエなんだろうな、と。



今作で特に思ったのは例え革新性がなかろうと、手垢にまみれたストーリーだろうと、古臭いコマンド戦闘だろうと、そこに生き生きとしたキャラクターが存在し、壮大な冒険が待っているならそれだけでゲームは面白いんだってことですね。





とはいえ、従来のドラクエと比べると進化というか変化している部分は多々あります。

戦闘はコマンドを行動直前に入力するタイプに変更されたため、一見ターン性バトルっぽくなかったりしますが、要はターンの切れ目が認識しにくくなっただけのことですね。これにしばらく気付かなかったために素早さが高いほどターン自体が多く回ってくるものだと思い込んで素早さゲーだと思っていたのは内緒ですw(実際素早さは重要ですが)
AIがなかなか優秀なことと、レベルアップ時にHP/MPが全快するのが相まって、命令せずとも雑魚戦で困ることが少なく、その点ではテンポの良い戦闘が楽しめたと思います。


成長システムは従来のレベルアップと共に固有の魔法を覚えるのとは別に、スキルポイントを獲得し、それを自由に割り振ってスキルを入手することによって個性が生まれるシステムを取り入れています。全員が異なるスキルパネルを持っているため、FF10のスフィア版よりもFF12のライセンスボードに近いですね。ドラクエとしては8のスキルシステムを順当に進化させた形。8と違って中盤からはスキルの振り直しが簡単に行えるため、ボス戦毎に振りなおして役割を特化させる、みたいなプレイも可能です。
レベルで覚える魔法が強すぎると自由度がなくなってしまうし、ポイントで会得できるスキルが強すぎると特化ヌルゲーになってしまうので自由度と安定性を考えるとちょうどいい按排かな、と感じた調整でしたね。






全体的に難易度はヌルめにはなっていましたが、今回は縛りプレイも公式で用意されているし、ある程度適当にやっても先に進めるというのはモチベーションを維持するのにも良いと思うのでこれくらいでいいかな、と。難易度を上げてしまうと、最終的にこのキャラ必須、このスキル特化必須みたいになって自由度が無くなりますからね。

ヌルいとはいいましたが、ボスなどに状態異常攻撃持ちが多く、ストレートに脳筋プレイするだけでは苦戦することも多かったです。主力PT(主+女性キャラ3人)がボッコボコにされたのに、サブPTだと勝ててしまった、なんていう展開もあって面白かったですw 適正レベル以下の場合、カミュの毒やジバリヤ系の罠、シルビアのサポート能力が優秀で装備適当ですまんかったと謝りました。






グラフィック面では、鳥山デザインを生かす程度にデフォルメされ、色彩や質感も世界観にあった漫画チックな雰囲気を出しています。スライムのプルプル感とかメタル系の艶感は見ものですw あとベビーパンサーが可愛すぎる。
 要所要所ではプリレンダムービーが挿入されますが、今作は音声無しのため非常に違和感があります。通常シーンやリアルタイムムービーシーンではテキストボックスが表示され、テキストと共にSEが鳴るため、なんとなく喋ってる感が出ているのですが、プリレンダでは字幕で表示されるだけのため、口パク感がすごい。FFも10で脱却したわけですし、ドラクエも音声ぐらいはもうつけてもいいんじゃないかなーとさすがに思ってしまいましたね。








以下ストーリーのネタバレになりますのでご注意をば。


結論からいいますが、最高の王道ストーリーでした。こういうのでいいんだよ感が本当に半端ない。


主人公は亡国の王子で刻印を持って生まれた選ばれし勇者。讃えられて受け入れられるはずが一転、悪魔の子として疎まれ追われる立場に。育った村も滅ぼされ幼馴染とも生き別れ、というド直球の王道パターンで物語は始まります。ただお尋ね者となってもそこはドラクエ的な緩さとでも言うのか、大体この辺に悪魔の子がいるらしいぞ、とかお前どこかで見た顔だな?程度で済むんですけどねw

序盤の展開は多少冗長ながら、ベロニカとセーニャが仲間になったあたりからはどんどん引き込まれていきました。本当に今作はキャラクターが良い。始まる前は主人公センター分けのロン毛だし、特に気になるキャラはマルティナぐらいだったのに、全クリしたあとは仲間全員好きになるぐらい魅力的でした。





定番のオーブ集めから聖地ラムダ、命の大樹へと趣き世界崩壊という衝撃の展開。定番イベントと言えばそうなのですが、まさかドラクエでここまでやるとは想像してなかったです。

そして海底王国の女王に助けられ、崩壊した世界を回りながらバラバラになってしまった仲間たちと再会していく主人公。これも新たに仲間になるグレイグとの確執と和解を始めとして、単純に再会するだけでなく各キャラクターを掘り下げるイベントがあって、絆を深めた上でもう一度仲間になるんですよね。今までのドラクエと比べてもキャラクターの描写はとても丁寧にされていたと思います。まさかのベロニカの死というシビアな展開もありましたしね・・・。もうなんか行動がイケメン過ぎて泣けるわあの娘。



勇者の紋章とか六軍団とかで漫画のダイの大冒険要素が多かったといわれる今作ですが、私的にはむしろロトの紋章の方を彷彿とさせる展開が多かったですね。勇者なのに迫害されるところや、ユグノアの地下で呪いに囚われていた主人公の父親、勇者の剣の鍛冶なんかは感慨深くなりました。





無事ウルノーガも倒して、あとはおまけのダンジョンくらいかな?と考えていたのが大体プレイ50時間ぐらい。過ぎ去りし時を求めてというサブタイトルの意味もすっかり忘れていた時に、まさかの裏シナリオ。表クリアから30時間もまだ遊べるとはうれしい誤算でした。たしかに謎はいろいろと残っていたもののまさかここまでガッツリとしたシナリオがあるとは思っていませんでしたね。

 表で救えなかったはずの人を殆ど救い、先代勇者ローシュの悲劇とウルノーガの真実が明らかになり、真のラスボスであるニトゼルファとの闘い。最後には幼馴染と結婚まで出来るという正に大団円といった感じで迎えるスタッフロールは、過去作の映像と進化の過程とともに流れます。多分、ドラクエの御三家が揃って開発した最後のドラクエになるんじゃないかと思われる今作。ドラクエの集大成にして最高傑作と言っても過言ではない作品でした。これからもナンバリングタイトルやスピンオフ作品は作られ続けるとは思いますが、11を超える作品が生まれるとは正直思えません。3,4,5あたりは世代的にもクリティカルで楽しんだんですが、それらの思い出も全部ひっくるめて11の1要素として楽しめたという印象が強かったですね。






結局時を遡った世界がパラレルワールドなのか同一時間軸の世界なのかは、曖昧な感じだったんですが、後で色々考えてみると主人公(と持ち物)以外の全てが巻き戻った同一世界という解釈が都合良さそうですね。私はパラレルワールド解釈でも同一人物の意識は深層で微かに繋がっているという考え方なので表世界の出来事をなんとなく仲間達が覚えているのはどっちの考え方でも違和感はなかったんですけどね。ただベロニカの死を受け入れ乗り越えたセーニャはすごく良かったので、他の仲間たちとのイベントも含め、無かったことになってしまうのはちょっと納得がいかない気持ちもありました。が、生きているベロニカと会えたらまあいっか!となるのもお約束でw

ただ真エンディングのセ二カに関しては、完全に歴史を変えてしまう事象なので、パラレルワールド解釈のが良さそうですけどね。セニカを過去に送った後も勇者の剣を返還したりと世界が継続されていることから間違いないとは思います。そもそも巻き戻してしまうのなら裏シナリオどころか冒険のすべてが無かったことになってしまうわけですし、いくらなんでもそれはないかな、と。







今作の不満点としては、各種ロードが長めなこと。ルーラが優秀すぎて使う機会が多いのと相まってその際のロード時間が気になりました。あとはBGMは過去作のものを多く流用しており、最初はあージパングだとか武術大会だとかで懐かしさを感じてたんですが、さすがに後半でさらに3のBGMを使うシーンが多く出てきて少々使いまわしすぎじゃないかという印象になってしまいました。あと往年の名曲に比べると11のオリジナルの曲があまり印象に残らなかったんですよね。


ケチをつけるにしてもそのぐらいで、基本的にユーザビリティ的にも丁寧で、本当にそつのない作品でした。








総評

ドラクエをプレイしたことがあって楽しめた記憶があるのなら、迷わずプレイするべき歴史的名作。一方で近年の凝ったゲームばかりプレイしてきてレトロなゲームがもうプレイ出来ない体になっている人にはあまりお勧めは出来ません。良くも悪くも目新しい要素は少なく、「古き良き王道RPG」を現代に顕現させた作品であり、ドラクエとはこういうものだ、こうでなければいけないというファンの要望を余すことなく叶えてくれるゲームです。













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