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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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SCEジャパンスタジオよりグラビティデイズ2です。
前作がVitaで発売、後にPS4へ移植といった経緯を辿ったゲームの続編です。

前作はVitaでおススメのソフトは?というと真っ先に挙げられるようなVitaを代表するようなソフトでした。私は前作をずっとプレイしたい衝動に駆られながらも本体を購入するまでには至らず、PS4に移植されたものをプレイしました。結果的には大いに楽しめたんですけどね。

そして前作で完全にファンとなった私が待望した続編であり完結編である2の発売です。







ベースとなるシステムは全て踏襲しているため、まずは前作も含めたゲーム概要から。

基本的にはオープンワールドを自由に飛び回る爽快アクションゲームなのですが、その自由に飛び回るためのシステムが革新的なゲームなのです。空へ落ちるというキャッチコピーどおり、重力を自由に操作することによって縦横無尽に飛び回れるのです。

この重力操作がアクションの肝であり、テーマでもあり、作品の根幹を成しています。



重力を操作するというのが文章だとピンと来ない人も多いでしょうが、実際のアクションとしては単純明快で、R1を押すことで主人公のキトゥンが宙に浮き無重力状態となります。すると画面中央に照準が現れ、もう一度R1を押すことによってその照準の方向に向けて重力が掛かります。空に向けてR1を押せば文字通り「空に落ちる」ことが出来るわけです。

この移動操作が斬新で面白く、普通のゲームでは苦痛になりがちな移動時間というのが楽しい時間に変わるんですよね。最初は何の目的もなくても街を自由に飛び回るだけでも楽しいゲームです。お金や経験値に相当するジェム集めも、楽しみながら出来るのです。この世にゲームは数多くあれど、移動することそのものが面白い、というゲームは他にないのではないでしょうか。




世界観も魅力的で、どこかスチームパンクっぽさを感じさせながらもフランスっぽい音楽と言語。空中に浮かぶ都市群という異世界。そこに住む人々の暮らし。すごくエキゾチックでオシャレなんですよねえ。今でも1のOPはたまに見直したくなるぐらい素晴らしい。重力を象徴するリンゴに触れることでゲームがスタートし、美しい旋律の曲とともにヘキサヴィルの町を転がり落ちていくリンゴ。リンゴが行き着いた先には目を閉じた少女が1人。そこから物語が始まるわけですが、これがすごいセンスを感じるというかオシャレなんですよねえw

そういう意味では2のOPはちょっとオシャレ感が足りなかったかなと思いますw
まさか中身がキトゥンだったとは思わなかったんで、そこは良かったんですけどね。






で、続編の2になっての新要素としては、チューンと言う重力操作の異なるモードが出来ました。具体的には重力を弱めて月面にいるような操作感覚になるルーナチューンと重力を強めて速くなったり物を壊したり出来るユピトールチューンです。

あとは前作の序盤で不足気味だった重力エナジーが最初からある程度多かったのは、始めてプレイする人にも良かったと思いますね。


よく問題とされる重力操作が肝のゲームで能力を縛られるミッションが多いという点。これはまあたしかに言われる通りなんですが、そもそも難易度が高いゲームでもないため、そういう縛りでも無ければチューンを殆ど活用する必要もなくクリア出来ちゃうゲームなんですよね・・・。ユピトールはぶっちゃけ操作感はほぼ通常状態と変わらないため微妙ですが、ルーナチューンなんかは独特な操作感で楽しい反面、別に使う場面も少ないというジレンマ。いやホント無駄にルーナ縛りで、町を駆け巡るだけでも楽しかったりするんで、非常に惜しい感じはあったんですよね。本末転倒かもしれませんが、キトゥンとは違う主人公がいてその操作がルーナチューンベースだったりすれば、縛りプレイを強要される感も薄かったんじゃないかなーと思います。


とはいえ主人公としてのキトゥンというキャラクターもこのゲームの大きな魅力の一つなのでなかなか難しいんでしょうけどね。いやもうホントに健気でこんなにいい子おらんぞってぐらいいい子なんですよね。食い意地が張ってたり、すぐ騙されちゃったり、手柄を横取りされてもまあいっかで済ましちゃうお人好し。今作ではクロウに対するちょっとした先輩アピールっぷりも年相応で可愛い。いや実年齢は謎なんだけど。クロウはクロウで今作はいきなり飯に釣られて洗脳されるというポンコツアピールから始まりましたが、その後はひたすらイケメンでした。






前作の欠点としてはボリュームが少ないことだったのですが、今作はエリアが広大になりサイドミッションが盛り沢山な上、フォトモードやトレジャーといったオンライン機能もあったりで、ボリューム的に満足できる内容でした。コスチュームも大幅に増えたのでフォトモードの楽しさが倍増します。


また、ストーリー的に謎を残す形だった物語が今作で完結します。このため前作のようなモヤモヤした感じはなく王道展開ですっきり終わった今作はまさに完結編といっていい内容だったと思います。
まあ、キトゥンの秘密や世界の成り立ちなんかは予想したよりはこじんまりした内容で、若干拍子抜けした感もありましたが、変に風呂敷を広げすぎて収集つかなくなるよりは余程マシなので概ね満足です。







というわけで最高に面白かったゲーム。だったんですが・・・同時に同じシステムでのゲームはこれで限界かな?という印象も残りました。というのも本作の売りである重力操作も2となると流石に目新しさはもう無くなっています。チューンのおかげでマンネリ感は予想よりはありませんでしたが、基本的に前作からやることが変わらないんですよね。もし続編があるならもっと根本的なシステムの拡張が必要な気はします。革新性はなくなっても、重力操作の自由に空を飛び回る感覚はやっぱり他では味わえないものですからね。


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