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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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というわけで、魔法少女まどか☆マギカ 最終話感想です。なんだかんだでリアルタイムで見てしまったよ!そして興奮覚めやらぬ今のうちに感想をば!とりあえず率直に言って大変素晴らしい作品でした。本当に心からそう思う。11話で明らかになったインキュベーターと地球の関係を考慮するとこれ以外のハッピーエンドはなかったんでしょうね。



TBSでは10、11、12話と連続放送だったのですが、改めて10話を見るとOPの歌詞はほむらの心情を歌ってると感じるのですが・・・最終話後はこれまどかの心情も歌ってるんじゃね?と思いましたね・・・。

映像的にも面白くて、ワルプルVSほむらの大量重火器戦は中々に燃えました。そしてそれでも無傷なワルプルに恐怖。

お話の展開としてはたしかにSFではありがちなのですが、これと魔法少女という要素を組み合わせてアニメにしたってのはすごく斬新だったと思いますね。虚淵にしたら甘いエンドだな、人類滅亡エンドだと思ったのに・・・とかいってる人は本当に虚淵氏の作品を今まで見た事あるのかとw ファントムだってヴェドゴニアだって沙耶だって救いの一片もない話なんて一度たりとも氏は書いてないと思うのですがね。鬼哭街だって本人達は幸せそうだったろうが!w 

ほむらのまどかを軸として時を遡る能力を駆使した結果、まどかは未来や過去、並行世界の因果を全て背負うことになって最大の魔法少女となる資質を持つことになった。この辺はたしかに納得ですね。過去のループでほむらが出会った魔法少女のまどかはそこまで強大な力は持っていなかったですし。そして最大の力を持つまどかが願ったことは魔法少女の絶望を取り払うこと。最初はえ?って思ったんですけど、よくよく考えるとこの願い以外、みんなを助ける方法無かったんですよね。まどか結構頭いいなw 
インキュベーターを滅ぼせば人類は裸で穴蔵生活のまま進化せず。そもそも人々の負の感情がある限り魔女に相当するものは生まれ続けるわけで、それを駆逐する魔法少女は必要なんですよね。

魔法少女のシステムを改変した世界ではQBは人類にとって害がある存在ではなくなったみたいですね。もっともインキュベーター側からしたら別に人類に対する認識が変わったわけではないんですけど。むしろ”何故か”魔法少女が魔女化しないからノルマ達成が厳しくなって可哀想っていうオチ。まあQBにはこのくらいの仕打ち受けてもらった方が気が晴れますよねw

この世界では変わらずマミさんも杏子もさやかも魔法少女になっています。これも最初はえ?って思ったんですが、そもそも魔法少女にならなきゃマミさんと杏子死んでるし、さやかも絶望したままですしこれは仕方ないですよね。そしてさやかの運命はまどかの力を以てしても変えることは出来ず。ここは切ないねえ・・・。というか背中押し厨だった私フルボッコワロタww 緑の人本当に上條くんのこと好きだったんならもうちょっと描写しておいてくれよ!でもまどかの粋な計らいでさやかがバイオリン聴けたからいいですよね。それで納得しよう。

改変後は魔女の代わりに魔獣が出てきてそれを倒すという普通の魔法少女モノになりました。ソウルジェムの形が変わっていましたね。恐らくは魂を変化させて魔法少女になる、という設定も改変されてるっぽい。うん、十分にハッピーエンドではないかね。

ほむらの持っていた能力故か、奇跡のたまものかはわかりませんが、唯一まどかの事を記憶している彼女の武器は・・・弓。ああ・・・いいなあこういう小ネタ。丁寧に作ってあるじゃないですか。

人々の呪いが生まれゆく限り、これからも魔獣と魔法少女の戦いは続いていく。しかし彼女らが絶望に囚われてしまわないよう、傍らではずっとまどかが見守っている。そしてほむらはかつて世界を守った少女がいたことを決して忘れない。その世界を守るため戦い続ける。

といった感じでFin。


・・・うむ、非常に私好みのエンドだ。全てが12話でまとまるように理路整然と作られていて濃密な作品でしたねえ。少なくとも私的に納得できない点や矛盾点等、ケチをつけるところが見当たらなかったです。この結末が投げやりとか放り投げエンドとかいう人はまともに視聴してたのかと問いつめたいわ。これほど心に残るエンドはそうないわ。

まあね、そりゃたしかに最後に5人の魔法少女が協力してワルプルギスの夜を倒して、万事解決・大団円!ってな展開を観たかったという人の気持ちも解りますよ。誰だってハッピーエンド見たいよ。でもそれは1話から丁寧に紡いできたこの作品の世界設定を無視することになるし、最初からそういう王道な話だったらここまでの話題作にはならなかったでしょう。12話のまどかの決意やほむらの心情や万感の思いを込めた台詞・・・・その辺りがこの作品を名作足らしめる要因になると思うのですよ。あ、私の中では既に名作決定済みです。ハッピーエンドは大好きですけど説得力のないご都合ハッピーエンドはバッドエンドより嫌いです。

そしてこのエンドこそ正に虚淵氏お得意の結末ですよね。ファントムだったらエレンの本当の家族も生まれ故郷は結局わからなかった。しかしモンゴルの草原の風をうけてここが自分の故郷だったことを知る、みたいなね。そんな少し切ないハッピーエンドが琴線に触れてしょうがない。だからこそ私は虚淵氏の作品に惹かれるのです。震災の影響もあって1ヶ月も合間を空け、その期間で上がりに上がりまくったハードルを見事に超えてくれた。

まあつまりは素晴らしい作品でしたよ!っと。虚淵氏やアニメスタッフに感謝をば。


まどかとほむらの関係がちょっとコードギアスのルルーシュとスザクを思い出しましたね。まどかは全て背負って世界から消え、ほむらは意思を継いで戦い続けるみたいなところが。あとは最終的に地球を見守る立場になった封神演義の妲己とか。


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