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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007

お馴染ニトロプラスより、スマガです。
今作は月光のカルレヴァーレを描いた下倉バイオ氏がメインシナリオライターとして参加しています。
・・・とりあえず村正より先に乗せとかないと、ということでw

今回はニトロにしてはハロワ以来の学園物。
といってもいわゆるセカイ系のお話なので、
学園物特有の日常シーンや定番イベントは少な目ですけどね。

人生リベンジADVと銘打たれるように、
作中主人公は何度も死に、その度に神様(幼女)に
生き返らせてもらいます。
とりあえず開始わずか5分ほどでいきなり死にますからねw

外界と隔離されてしまっている伊都夏市。
この町では、襲い来るゾディアックという不可視の悪魔と
その脅威から町を守る魔女・エトワールの戦いが日々繰り広げられています。
主人公はそんな世界に記憶を持たないまま現われ、
何度も生き死にを繰り返しながら、時には魔女達と心を通わせ、世界の謎に迫っていきます。



総評:9点

テキストとしてはニトロらしい悪ノリもあり、
ニトロらしくなく銃撃戦があまりなかったりしますが、月光のカルレヴァーレと同じ人が書いたとはとても思えないものでしたね~。
これは下倉バイオ氏の引き出しが思ったよりも多かったのもありますが、ニトロ全体で作ったって印象が強かったですね。

音楽面が非常に高レベル。
特に人生リベンジテーマソングの大槻ケンヂの曲は疾走感に溢れていて最高ですw

お気に入りキャラはスピカと沖。
シナリオ的な役割としてはミラも好きですね。
というかミラの世界観?
終盤の絶望的な状況を覆してくれるのは、いつもミラの存在でしたし。


で、肝心のシナリオですが・・・。
とりあえず1週目のやわらかウンコマン編から、
2週目以降のかちかちウンコマン編と合わせると
ニトロ作品中でも最長のシナリオだと思いますね~。
実質の全ルート読破までの時間だけならハロワとかのが上かも知れませんが、
このゲームはやわらかウンコマン編から、
かちかちウンコマン編でアリデッドを救うところまで含めて、
一本のシナリオですので、そういう意味で最長のシナリオといえると思います。

お話の傾向はループ系であり、流行のセカイ系でもあり、
メタフィクション的な要素も取り入れてる割とカオスな作品ですw

まずはやわらかウンコマン編。・・・という書き方はちょっと紛らわしいですね。
正確にはかちかちウンコマンが、かちかちウンコマンになる前の、
やわらかウンコマンであるころの1週目のお話。
・・・余計分かりにくくなったかもw

とにかく主人公は自分の前世の記憶だけを頼りに、
何度も何度も死にながら、スピカを救い、
悩み苦しみながらもガーネットと結ばれ、
ミラと一緒に宇宙に飛び立ち、伊都夏市をハッピーエンドにさせる。
そんなお話です。

もうここまでだけでも一つのゲームとして完結してるぐらい、
綺麗に纏まっています。
主人公の苦悩にも共感できる人が多いんじゃないでしょうかね~。
スピカを救ったけれどもハッピーエンドに出来なかった、She May Go。
この結末に満足しなかったウンコマンが、
今度こそはスピカと幸せな結末へ・・・と意気込んだ先では、
気持ちが空回りして、スピカに嫌われ、ガーネットとの間で揺り動く。
ここがすごく辛いんですよね・・・。
SHOOT THE MIRACLE GOALではセカイの真実に辿り着き、
ミラの世界観の元、ついにハッピーエンドを迎える1週目。
私的にはSheMayGoで泣き、SHOOT THE MIRACLE GOALで、
最高のカタルシスを得られたので、この時点で結構満足していましたw

しかしこのゲームのすごいところは、
まだこれがプロローグに過ぎないってところです。

 

1週目で一応のハッピーエンドを迎えることができた
ウンコマンは、神様達と同じ視点に立つかちかちウンコマンになります。
セカイの真実を知ってしまったものは、同じ立場ではいられない。
雨火シナリオでもそれが主軸に置かれていましたが、
知らないはずの事実を知っている人間とは決して同じ立場ではいられないってことですね。

そして画面には、何も知らないもう一人のウンコマン、
やわらかウンコマンが誕生します。

カチカチウンコマンは、セカイに直接干渉出来なくなってしまったため、
やわらかウンコマンに神様としての助言を与えることによって、
間接的にセカイに影響を与えていくことになります。
これが2週目。

この2週目に関しては、主人公の選択(=神様の助言)によって、
各ヒロインのルートに分岐しそれぞれの結末へ向かう、という
従来のADVゲームの形態を取っています。
どれも良かったですが、強いて言うとガーネットルートの主人公。
カッコよすぎです・・・。
この人は普通の人間なんかじゃあないですよね。
普通だったら気が狂うような死の連鎖すら甘んじて受け入れ、
力尽くでハッピーエンドをむしり取るんですよ。尋常じゃない精神力です。
ニトロ特有のバトルシーンとかカーチェイスなんてないのに、
なんでこんなに熱くなるんだろう・・・。
私的にスピカ派なのでSakuraMauGakuenも普通に好きですしねっ。

基本的にどのシナリオもカタルシスがあって、よかったですね~。

そして全てのルートを見た後、ただ一人だけハッピーエンドを迎えていない
人物がいることに気付く、かちかちウンコマン。
その人物、アリデッド=有里を救うのがTrueルートとなります。


全ては終わってしまう運命が決定された地球にいた、一人の臆病な少女の願い。
最後に大好きだった先輩に告白したい。
勇気を振り絞って電話した後も、不安が募る一方でした。

きっと相手にもされない、こんなことなら電話なんかするべきじゃなかった。
そう思った有里は、このセカイから逃避し、新たなセカイを構築する。
それがエトワールとゾディアックが存在するセカイ。

この有里のセカイも先輩=主人公であったかちかちウンコマンの言葉と、
今までハッピーエンドを迎えた幸せなセカイのエトワール達の力が終結し、
地球滅亡の危機を救う、という大団円へ向かいます。

もうこのハッピーエンドが最高で文句の付けようが無いのです。
元は有里が作り出したセカイもその手を離れ、
それぞれのハッピーエンドへ向かっていく。

セカイを変えるのは、人。
人を変えるのは、心。
心を変えるのは、たった一言の言葉で足りる。


とりあえず下倉バイオ氏の底力を侮っていました。
前作・月光のカルレヴァーレは良作ながら、
斬新さや、特出したものを感じることがありませんでした。
まさかこれほどニトロらしくなく、でもどこかニトロの熱さを持っていて、
ループ系、セカイ系、メタフィクションの要素を破綻なく取り入れ、
そして最高のハッピーエンドを迎えられる作品が出来上がるとは・・・。
逆にこっちが本質でカルレヴァーレがちょっと無理してたのかな?
って思っちゃうほどですw


総評としては、名作。
中間の中弛みは流石にループ物のお約束と言えるかもしれませんが。
「ニトロゲー」っていう枠をいい意味でぶち破った作品だと思います。

で、アリデッドのバグが修正されるパッチはまだですかね?w


 

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