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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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nitro+&5pb.タッグの第2弾。
巷で何かと話題のシュタインズゲートです。
前作カオスヘッドは、PC版しかやってないですが、
今回はXbox360版しかなく、友人から本体だけ借りてプレイしましたw
出来ればPC版で出してほしかったですねえ・・・。

今作でも@ちゃんねる(2ちゃんねるのパロディ)が存在し、
ネットスラングがそこかしこと飛び交います。
というかメインヒロインが重度のちゃねらーですしねw


今作のテーマは「タイムマシン」。
過去の自分にメールを送ることが出来る電話レンジ(仮)によるDメール。
自分の記憶を過去の自分に移植することが出来るタイムリープマシン。
厨二病な主人公・岡部倫太郎率いる未来ガジェット研究所ラボメンは、
これらを開発してしまったことによって、
巨大な組織の陰謀に巻き込まれていきます。

まあ私も典型的なシュレディンガーの猫大好き日本人的なので、
かなり期待してプレイしました。



総評:9点

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で、率直な感想を述べてしまうと評判通り、かなり面白かったと思います。
近年稀に見る傑作、といって差し支えない完成度。

実際に存在するCERN(これ知らなかったんですけどねw) やIBMの疑惑、
ジョン・タイターという実在した自称タイムトラベラーの要素を使い、
秋葉原を舞台に、現実に近い世界観でうまくまとめていましたね~。
現実のジョン・タイターが乗ってきたタイムマシンの名前がC204だったというのは、
ほんとに上手いと思います。

タイムリープマシンの構造が電話に出ることで、
記憶移植が始まることを聞いたときには、
なるほど・・・ということはオカリンが鳳凰院凶真を演じて、
電話してるシーンがタイムリープ点になるんだな・・・これはチェックし直さねば!
とか思ってましたが、全く関係無かったぜ!

ちなみにプレイ中に私が想像した厨二的展開

・ダルのスーパーハカー能力はタイムリープによる知識蓄積のたまもの
・SERNへの直通回線は未来のダルやオカリンがSERN打倒のために仕掛けたもの。
・未来を変えるために時空を彷徨ったオカリンを助けにくるラボメン。(7000万年前の地球)
・10年前のジョン・タイターは未来のオカリン。
・10年前のオカリンの高熱は複数回のタイムリープによる後遺症。

でしたねえ・・・他にも色々ありましたがパっと思いつくところで。

タイムリープマシンが完成するまでの、
1~5章は2ちゃん的なやり取りや厨二病オカリンの言動を
受け付けない人以外には面白おかしくプレイ出来ると思います。
というかなんか近年「厨二病」をテーマにした作品や、
普通に取り入れている作品が多いですよね~。
やはり時代のトレンド(?)なのでしょうかw

とにかく私的には日常会話のテキストが心地よく、
ダれることなく楽しめました。
声優さんの演技についてもかなりレベルが高く、
特にオカリン役の宮野氏については評価していいかと。
英語の発音が何気に良かったりw HENTAIとかw
カオスヘッドのタクまでとはいかないですが。

自称・狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真と、
ホントは小心者で、仲間が欲しくて、
誰よりも仲間を大事にする一般ピープルの岡部倫太郎。
この役を見事に演じ切ったのは凄いと思います。
もうオカリン大好き。


山場はやはり6章ですねー。まゆりがSERNの手先に殺され、
鳳凰院凶真は鳴りをひそめていく。
鈴羽を1975年に送り出した後、店長から受け取った手紙。
もうここの絶望感と鬱度は異常でした・・・。

個人ルートはほぼないようなものですが、
それぞれのEDに意味はあったと思います。
クリスEDは切なすぎですねえ・・・。
まゆりの死を正面から受け止めるるか子EDも嫌いではないです。

エンターキーを押す時の鳳凰院凶真としてのセリフ。
あのセリフが琴線に響くんですよねえ・・・厨二病丸出しなのに。

TrueEndはみんな大団円で非常によろしかったのですが、
最初のβ世界線でのタイムマシンを見ちゃってるのと、
10年前、2000年にジョン・タイターが存在する事実。
この辺からちょっと展開が読めてしまいました。
だからまゆりとクリスで苦渋の選択を迫られているオカリンにも、
タイムマシンはβ世界線でも存在してるからなんとかなるだろうなーって
思ってしまってたのでちょっと感情移入度が薄れがちに・・・。
その辺は忘れさせてくださいw

全体的に言えることかもしれませんが伏線の張り方と
回収が綺麗過ぎて後の展開が読め易過ぎるんですよね~。

IBN5100が消えたときもああ、萌郁にパクられたなーってすぐに思ったんですけど、
これにオカリンが気づくのって終盤ですしね。
なんというかオカリンの思考とあまりシンクロ出来なかったのが、残念といえば残念。
まあEVER17とかの経験があるから色々先が予想出来てしまったのもあるかもですが・・・。
オカリン、後ろ後ろ!って感じでもどかしい思いをしましたw

あとは血のりが詰まっての苦肉のオカリン出血。
この展開になった時点でオカリンの血で騙すことになるんだろーなーとは思ってましたが、
流石に血のりが詰まって・・・とかいうマヌケな理由はどうかと思いましたw
オカリンが中鉢に刺されることによって、クリスとの再会フラグを立ててたのは、
綺麗だな~と思いましたが。

んーそれとラボメンが結局るか子、萌郁、フェイリスあたりは、
ルート後に完全に空気になっちゃってるのがなんとも・・・ですかねえ。
8人の絆って感じの展開を見せてくれたら涙腺決壊したと思うんですがw
6章以降はDメール改変でどんどん1章に近づいて行くわけですが、
その結果まゆりもクリスも助けることが出来たが。オカリンが時空に取り残されてしまい、
最後は記憶が戻ったラボメン全員の協力でオカリンを助ける~みたいな、
厨二的王道展開でも良かったかな~なんて・・・w

起こったことをなかったことにしてはならない。
Trueエンドの結論がそうであるならばこそ、最後には過ごした3週間の思い出を糧にした、
ラボメン全員での絆の深さを見たかったかな~と。
ああ、もちろん最後の最後はオカリンとクリスがイチャついて終わりでいいんですがw

はいはい厨二病乙。


と、まあTrueEDにケチつけちゃったりもしましたが、
素晴らしいゲームだったのは疑いようもない事実。

あまり良くもないと思うんですが、こういう類のお話では
必ず矢面に立たされるEVER17とかと比較しちゃうと、
最後にババっと広げ、強いインパクトを与えるEVER17に対して、
なだらかにスタートし中盤で盛り上げ、最後に綺麗に幕を閉じる今作。
どちらも一長一短の良さがありますね。

しかしながらプレイした順番もありますが、やはりInfinityシリーズの、
どんでん返しの結末のインパクトには流石に及ばなかったかなーと。


ただSERNやラウンダー、未来人、など関わる組織のスケールは大きいものの、
オカリンは50億の人々を救うことなどには目もくれず、
必ずラボメンを、まゆりを、クリスを救う、救いたいというただ一点のみで
行動しているんですよね。そのあたりは好印象。
つかオカリンカコイイ。
これがSERN打倒とか未来を救うとかまで話が広がっていたら、
きっとグダグダなものになっただろうことは予想出来ますw
一作品としての完成度・エンターテイメント性では、
私はEVER17よりも上だと思っています。

とりあえずお気に入りヒロインはダントツでダル・・・じゃなかったクリス。
重度の2ちゃんねらーでツンデレで、
メールだとデレデレで、もういちいち可愛過ぎますw


 


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