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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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ベゼスタ・ソフトワークスよりThe Elder Scrolls V Skyrimです。
 
エルダースクロールズと呼ばれるシリーズの5作目です。私は、スカイリムの前作、オブリビオンを少し齧った程度しかこのシリーズは遊んだことがなく、本腰を入れてプレイするのは初めてだったりします。
 
さて、このスカイリムですが、オープンワールド型アクションRPGとなります。どんなゲームなのかを各要素取り出して逐一説明するのはキリがないので、簡単にざっくりというと、剣と魔法の中世ファンタジー世界で、自由気ままに好きな事をしたり、面白いことを探すゲームです。うん、抽象的だなあw

 
 




通常RPGというジャンルのゲームを評価する際に、特に重視されるのが戦闘の面白さです。それは日本におけるRPGの基本が、ストーリーの進行と共に戦闘→成長→戦闘のループにあり、プレイ時間の半分程度は戦闘に費やされているためです。
 
対して、洋ゲーが全てそうではない、というわけではありませんが、少なくともオブリビオン、スカイリムといったエルダースクロールズシリーズに関しては戦闘に重きは置かれていません。
 
というより、便宜上和製RPGとスカイリムが同じRPGというジャンルに位置づけされているだけで、趣旨・楽しみ方が全く異なるゲームなんですよね。故に二つを比較すること自体が間違っている。
 
まあ、つまりはみんな違って、みんな良いってことなんですけどね。戦闘が和製RPG程作りこまれていないからクソゲー、自由度がない一本道の和製RPGはクソゲー、とかいってないで、どっちも楽しめばいいじゃん。
 
 
 私的には、スカイリムの面白さは、割と色んなこと出来るって点に尽きるんですよ。各要素だけ見たら、特化した他のゲームには及ばない出来です。敵と戦闘が楽しめます。でも戦術とか戦略だったら、SRPGや、FFの方が作りこまれています。アクション性もモンハンやデモンズソウルの方が高い。ステルスアクションが出来ます。でも天誅やメタルギア程の作りこみはありません。アイテムを調合する錬金術師になれます。でもアトリエシリーズの方がアイテムやレシピが豊富です。作中には膨大な量の本が用意されています。でも本読みたいのなら現実で小説読めばいいじゃん。
 
 各要素でもっといいゲームがあったとしても、それら全てを同じ世界で体感出来るゲーム。それがスカイリム。これだけ聞いたら前述したような特化したゲームやればいいじゃん?と思うかも知れません。
 
 しかし例えば、人を暗殺するクエストがあったとして、それを達成するために、矢尻に塗る毒の素材を探して調合して作成し、一日ターゲットを尾行して行動パターンを把握し、人に見られない場所、時間で任務遂行する。それを誰に強制されることもなく自分の意思で行えるってことが重要なのです。時には武器や防具を用意してくれたりすることもありますが、別にそれを使う必要もないわけです。このクエストにとっては〇〇を暗殺したという結果が全てであり過程は全て自由なわけですね。
 これは一例ですが、このようなクエストが無数にあるわけですよ。その中にはとことん自由なクエストもあれば、殆ど進め方が一本なクエストもあるわけです。これは色々なことが万遍なく出来るスカイリムだからこそ実現可能なんですね。
 
 
 プレイしていて必ず、ここがこうだったらもっといいのにと思うことが出て来ます。指摘されることが多いのが戦闘さえ面白ければ神ゲーなのに、とかね。オブリビオンからスカイリムになって、やれることが更に増えたものの、やはり不満点は必ず残ります。必然的にそんな不満点が残るゲームが神ゲーたりえるのか?という疑問が生まれるのですが、その考え自体がそもそも間違いなのです。
 
 
 
 色んな事が出来る、というのは、リアリティを追求した結果です。ここでいうリアリティとは、如何に現実の人間と同様のことをゲーム内で出来るか、ということです。魔法やドラゴンがいるからリアリティなんてない、というのは論点が違います。例えば、反乱軍と帝国軍のそれぞれの話を聞いて、自分はどちらが正しいと思うか、どちらに加勢すべきなのかを判断して好きな方を選択する、なんていうのもリアリティの一つだと思います。
 
 しかし追求すればするほど、現実とのギャップが浮き彫りになってきます。上記の例で言えば、例えば帝国軍を有利にするために、反乱軍のスパイになって軍事情報を漏洩させるなんてプレイは流石に用意されていません。
 
 
 この現実とのギャップは、どんなにゲームが進化しても完全に埋めることは不可能であり、不満点を挙げれば堂々巡りになってしまいます。しかし逆に言うと、本来はゲームだから、の一言で済まされていた現実とのギャップについて論じるところまで現実に近くなったという証明でもあるんですよね。
 逆説的ですが、不満点が多く出るスカイリムは、それだけ様々なことが出来るように進化したRPGであるということですね。
 
 
 
 そしてここからは、PC版ならではのメリットということになりますが、日本では到底成し得ない、MODという素晴らしい進化システムがあるのです。
 
 上記のような不満点の解消は、ベゼスタの公式修正パッチやダウンロードコンテンツなどで対応されることもありますが、それがユーザーに取って満足出来るか否かはわかりません。そしてそもそも不満点が多すぎたり、システムを根本から変更する必要があったりでとても一会社が対応しきれるようなものではありません。
 
 それを解消出来る可能性を秘めているのがMODです。文化的に日本人には馴染みが薄いですが、ベゼスタソフトワークスのエルダースクロールズシリーズや、フォールアウト等の洋ゲーでは、MODというユーザー側が追加のコンテンツを作って、ゲーム内に取り入れることが出来るシステムが搭載されています。公式からもMOD開発用のソフトウェアが公開されていたりで、所謂ゲーム改変・チートではなく、公式で認められている点が決定的に異なります。
 
 
 これによって、公式のスカイリム(何もMODを入れてない状態=ヴァニラと呼ばれる)で、物足りないと思う部分をユーザーが自由に追加することが出来るのです。
 
 一言にMODといってもその範囲は多岐に渡ります。洋ゲー特有のバタ臭いキャラクターを日本人好みのFF風美男美女にしたり、武器防具のグラフィックを変えたりという、既存のものを変更するMOD。ユーザーが作ったキャラクターや建物、ダンジョンなどを新たに追加するMOD。キャラクターのモーションや、AIを変更したり、新しいスキルを追加などのシステムを変更するMOD。
 
 
 このようにMODのカテゴリーだけでも無数に存在するぐらい大量のMODが日々作られています。これらのMODによって、やり尽くしてしまったSkyrimも新たな楽しみが生まれるわけです。そういったMODクリエイターが増えれば増えるほど、末永くいつまでも遊び続けることが出来るという、正に夢のゲームなんですよ。PC版のMODを駆使したSkyrimは、ユーザーが自分好みのゲームに調整し、作り替えていくという全く別の楽しみ方が出来るのです。
 
 ただ、ゲーム開発そのものが最初からMODありきで作られるのはあまりいい傾向ではないですし、実際、発売当初のエルダースクロールズシリーズは致命的なバグも多く、これらを放置したまま発売に漕ぎ着けてしまうのは問題ですよね。もっとも、この問題は本作だけの問題ではなく、近年はコンシューマー機もネットワークに接続し修正パッチを当てるのが当たり前になってきて、ゲーム業界全体がバグはプレイしたユーザーからの情報を吸いだして後で直せばいいや、的な開発に移り変わってきている現状なんですよね。
 結局私も、修正パッチやらMODが出揃うであろう、発売1年後にSkyrimに手を着けたというのもありますしw まあこれはパソコンを新調してSkyrimプレイも可能になったからという方が大きいですが。
 
 
 ということで、オープンワールド型のファンタジーARPGが好きな人にはオススメです。個人的にはやはりMOD導入のあるPC版をオススメします。

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