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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
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一応最後まで見てましたAngel Beats!。

私は鍵っ子で麻枝信者でもあるので、
あのだーまえが本気でアニメ制作に関わったら
どんなものが出来上がるのか?という期待半分
凡作・駄作になってしまってナーバスなだーまえが
凹んじゃったりしないかとという不安半分で、視聴を続けていました。

色々と思うことがあったので思うままに書き殴ります。

ということで↓ネタバレ感想(他鍵作品含む)

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作品としての知名度は放映前後の広告や、
各メディアへのだーまえの進出・大言壮語などで今季No.1になったと思います。
しかしながら作品としての完成度は・・・正直高いとは言えないかなぁ。

泣きゲーのカリスマとか言われて色々喋ってただーまえでしたが、
本音を言うとあまり露出して欲しくなかったかな・・・。
多分Visual Art'sとかの戦略なんでしょうけど。

今まで人を死なせて感動を生む作品を作ってきたので、
今回は最初から死んだ世界にしました(笑)
とかコメントしてましたが(勘違いだったら申し訳ない)
この台詞だけはだーまえには言って欲しくなかった。

世間一般的には鍵作品の特徴として、ご都合主義な奇跡()のバーゲンセール
人を死なせて感動()、人が奇跡で生き返って感動()、池沼なヒロイン
この辺りがよく言われると思いますが、鍵信者である私はそうは思っていません。
だーまえが認めたとしても私の中では違うのです(キリッ

AIRのどこでご都合主義な奇跡が起きた?
往人がそらになったこと?それによって観鈴が助かって
ハッピーエンドになったらたしかに奇跡の安売りでしょう。
でもAIRはどそらがどう足掻いても観鈴は死んでしまう。
AIRって作品はこれ以上自分のように苦しむ女の子が生まれないように、
頑張り続けた強い女の子のお話ですよ。
そこに安易な奇跡や、単純な感動なんて微塵もないです。
全ルートをプレイしてそれでも観鈴を
単なる池沼なヒロインという評価に留めるなら、
もう何も言うことはありません。

CLANNADではたしかに渚が死んでしまいます。
でも原作のCLANNADで、渚が死んだシーンで泣いた人はいましたか?
まあいたかも知れませんけど、私は違いました。

祖母の元を訪れて、汐と家族になって帰りの電車。汐に渚のことを語る朋也。
朋也はそこで初めて本当に渚が好きだったこと、
その渚を失ってしまったということ、現実を受け入れる。
私はこのシーンでもう涙腺決壊していました。

その感動だって渚の死が原因でしょ?って言われたらまあそうなんですけど、
これって渚が死んだ、だから悲しいなんていう単純な感動じゃないでしょう?
(まあその辺アニメ版が原作に及ばない理由ですけどね)

ことみシナリオ(これは涼元氏ですけど)だって、
ことみの両親が死の間際に娘へのプレゼントを大事にした、
ということも感動するポイントではありますが
それ以上に世界中の優しい人達のおかげで年月をかけて
ことみの手に届いた、ってとこが最大のポイントでしょう。

古くはONEやKanonだってそうです。一人として生き返ったやつなんていないし、
誰かが死んで感動を生んだシナリオなんてどこにあったんでしょう?
せいぜい真琴シナリオぐらいでしょうよ。あれだって死んでないとも言えますし。

・・・あー世間一般的な鍵作品の評価への愚痴がヒートアップしちゃってますがw
他にもいいたいことは沢山ありますが、
一例としてはこんなもんで何がいいたいかというと
「今まで人を死なせて感動を生む作品を作ってきた」
そんなことをだーまえが言ってしまったら、
今までの作品は人死なせて感動を生む安易な作品だったのか
なんて思われちゃいそうで怖いのです。
別に鍵アンチや鍵信者が言うのはいいですよ。
どう思おうと個人の自由ですからね、
その人にとっては安易な作品・感動だったのでしょう。
だけど原作者がそれ言っちゃいけないでしょうよ・・・。

声を大にして言いたいんですけど、鍵の今までの作品の良さは
はっきり言ってABなんかとは比べ物になりませんから!!

だーまえが世論やファンの評価をすごく気にする人だというのは
わかるんですけど、ホントにもっと自信持ってほしいなぁ・・・。
ABから過去の鍵作品に興味を持つ人だっているでしょうし。


で、まあ完全に脱線したわけですけど、
既にABに対する私のスタンスが分かるとは思いますw


一言で言うと惜しい。非常に惜しい作品だったなあ、というのが率直な感想です。

雰囲気や設定としては、過去作品に負けないような可能性はあったのですよ。
ちとリトバス風味ではありましたが、
報われない青春を過ごした若者が転生する前に留まる世界。
主人公・音無結弦の名前の意味と奏との関係。

面白く、感動させるための要素はありました。

でもそれ以上に、各キャラの掘り下げ、主人公の立ち位置、ゆりっぺの存在意義、
無駄に消費する話数・・・問題が多すぎたのですよ。

尺が足りないってのは言い訳にはならないと思います。
1クール13話しか時間がないのならば、キャラをもっと少なくさせたり
無駄なエピソードを省いたり、設定をいじったり工夫すればいい。
それを短い時間の中で設定を全て消化させようとするから破綻が生じる。

3話で岩沢が消えて、いよいよ本格的に物語が動き出すのかなーと思いきや、
それ以降最終話までユイのみ成仏で、他は誰一人として成仏せず。
音無も音無で皆を成仏させよう作戦を自分のエゴで勝手に始める。
そりゃあ物語的には成仏させるのが正しいんだろうけど、
それって音無が勝手に決めていいことじゃないだろう。
ユイだって生前やりたかったこととは別に
まだこの世界に留まって居たかったんじゃないか?

・・・まーあの回は日向との突然結婚エンドにポカーンでしたけどね。
別に展開自体に文句はないですが、少しは2人の間に、
恋愛感情っぽいものを描写させとけよ、と。

直井の催眠術も物語を強制的に動かすための
小道具みたいでなんかやらしい感じ。
音無の過去もみんな一斉に健康保険証出すのはあざといだろう流石に。
音無と、それを見ていた隣のやつぐらいで留めておけばいいのに・・・。

そもそも音無は奏の本当の目的を知った時点で、
こそこそ行動しないで、なんで戦線メンバー全員に説明しなかったのか。
理由はなんやかんやいってましたが、どうしてもゆりと奏の和解を
最終回近くまで引き延ばせたかったとしか思えないんですよねえ。
こーゆー誤解が解けて和解みたいなのはいかにもな感動()のポイントですし。
細かいことはともかくとして好きな女の子が受けてる誤解なんて、
真っ先に解きたいと思うのが普通じゃないんですかーと。

終始感じたことはキャラクターが物語の都合上、自分の意思でなく
誰かに勝手に動かさたり喋らされたりしているような気がして
気持ちが悪かったです。

最終回で明らかになる真実、音無の心臓は奏に移植されていた。
そして奏は音無にありがとうと伝えたいという思いが未練になっていた。
この辺は良かったです。AngelBeats!ってタイトルにも相応しいですしね。

でもさあ・・・音無くんも最終回はカッコつけて欲しかったなあ。
この世界に留まる人を成仏させるための
先導者になるって決意が最初からあって、
それを実行したなら素直に認めたよ、音無の漢っぷりを。
ちょいとクロチャンちっくですけどね。

だけどふいに思いついたように奏と二人ならーとか言って、
奏が思いを告げて成仏したら自分も成仏しちゃうの?
さっきの提案はなんだったの?
これだったら、奏の未練を受け止める→自分の命で救えた人がいたことを知る→
この世界のことを思い返す→成仏すっかみたいな流れで良かったですよ・・・。
奏がありがとうと伝えることで奏と音無、二人の未練が無くなって仲良く成仏。
ほら、綺麗でしょう?

上記からも、個人的には音無は未練がなかったイレギュラーではなく、
自分の命で誰かを本当に救えたのかを知りたいという
未練を持っていた方が良かったと思うんですけどね。


あー心臓移植されたはずの奏が音無より先にいてーとかいう
時系列問題はこの際どうでもいいです。
あの世界は時間の概念がないでもいいし、成仏していた音無を
奏の想いがあの世界に呼び寄せたとかでも。
後者のが綺麗かな。

そしてゆりっぺの存在意義。
奏が真のヒロインだったのはもはや言うべくもないですが、
もうちょっと物語の根幹に関わらせても良かったんじゃないでしょうか?
日向以下って・・・散々奏とダブルヒロイン的にいろんなメディアで扱っといて、
あの仕打ちはないでしょう。
ゆりっぺがラスボスになって音無が奏と協力して救う~みたいな展開とかネ。
ベタですけど。

思うままに書き殴りましたが、とりあえず言いたいことは全部言った感じです。
やはりだーまえは時間に制限されない(色んな意味で)
ノベルゲーム作りが合ってるんじゃないかなぁ。
ABがアニメではなくKey制作のノベルゲームだったなら
きっと評価は違っていたんじゃないか、そう思います。
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