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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
犬村小六著・とある飛空士への追憶です。

既に続編のとある飛空士への恋歌も完結しているらしいですが、いまさら読んでみました。どうも口コミで人気が広がった作品らしいですね。今秋映画化の予定らしいです。

中央海を挟んだ2つの国、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上は、戦争状態にあった。天ツ上領内に位置するレヴァーム自治区を支配する貴族、デル・モラル家は天ツ上の空挺部隊に強襲される。レヴァーム皇国皇子の許嫁であり、次期皇女のデル・モラル家長女・ファナ・デル・モラルを奪還するため、デル・モラル空挺騎士団の狩乃シャルルは中央海を単身翔破し、本国へ次期皇女を送り届けるという任務を命じられる。身分違いの二人は12000kmの空旅の中で惹かれ合い、心を寄せていく。

といったようなあらすじ。著者曰く、ローマの休日+ラピュタみたいな話を書きたかったとのことですね。物語としては王道的で、展開に驚かされるようなこともない作品。・・・なのですが、プロットも綺麗だし、シャルルとファナが心を寄せ合っていく経緯も丁寧だし、ラストのシャルルの演舞のシーンなんて正に圧巻。切ないラブストーリーなのですが、読了後に爽快感を得られるとても美しい作品だったと思います。

映画は絶対みたいですね!読んでる時に脳内でここ動画で見てみたいなーとか何度も思いましたしw 千々石との一騎打ちとか戦闘機モノとしての描写も手に汗握る展開で退屈しませんでしたね。




以下ネタバレ。






結局身分違いの二人の恋は実らず、心無いレヴァーム皇国の将官達に引き裂かれてしまいます。シャルルもファナを連れてどこかに逃げてしまおうか、と考えが過ぎりますが実行は出来なかった。それでもファナとの別れをちゃんとしたいと考えたシャルルはサンタ・クルスを駆り、ファナの連れて行かれたレヴァーム皇国の空母の周りで一流の飛行機乗りだけが出来るような別れの舞いを見せる。報酬の砂金を空に散りばめながら。

このシーンが美しすぎるんですよね。空母の将校達も思わず拍手を送ってしまう程に。皇国の事情に振り回されたシャルルとファナでしたが、このシーンを見るに決して二人の出会いに意味がなかったとは思えません。後に戦争を休戦へと導き、西海の聖母と謳われたファナはもちろんのこと、シャルルもまた歴史の裏で活躍し続けたことは想像に難くありません。願わくば後の世に二人が再会して当時のことを笑って話せてたりしたらいいなあ、と思う次第です。



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