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チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
FLATより、シークレットゲーム DEPTHエディションです。


 何故いまさらという感じですが、実は過去プレイしていたのですが、途中で止めてしまっていたのです。そして近日シークレットゲームの続編のPC版が発売ということでやはり前作をひと通りプレイしておいた方がいいだろうなと思い再プレイに至ったという経緯です。


見知らぬ閉鎖的な場所に13人の男女が連れ込まれた。13人には首輪が掛けられ、PDAが一人一つずつ部屋に置かれていた。トランプを模したPDAには、犯人のものと思われる指令が書かれていた。
13台のPDAには、トランプの数字13個が一つずつ書かれている。その13個ある数字に対応して首輪の条件が設定されている。また9つのルールが存在し、基本ルールであるルール1と2は全員に、ルール3以降については一人につき2つが提示されている。72時間以内にこの「ゲーム」をクリアできなければ、全員首輪の仕掛けにより死亡する。自身に提示された解除条件は隠さなければならない。そして、解除条件には殺人を促すものが含まれていた…
13人は生き残るため、この狂気めいた状況を受け入れ、ゲームに参加するしかなかった。謎渦巻いたサバイバルゲームが今、始まる。

以上、wikiよりあらすじ抜粋。


 ここからわかるように一時期大量発生した所謂バトロワ系に属する閉鎖空間での殺し合いをメインとしたサスペンス・ホラー、所謂デスゲームものですね。DEPTHエディションは全てのルートを補完した完全版だと思っていたのですが、どうも同人版とはかなりの比率でシナリオが変わっているようです。多少あらすじを追ったところ、個人的には同人版の方が好みっぽかったのは秘密です・・・w

 サブタイトル(同人版ではメインタイトルですが)は、主人公・総一の首輪を解除する条件がQのPDAの所持者を殺害する、ということに基づいたものですね。


 
 グラフィックは、正直元が同人であり、古い作品でもあるため低レベルに感じてしまいます。BGM、システムは無難で特にコメントはありません。


 選択肢は全シナリオ中1箇所しか存在せず、実質選択肢無しといっていいですね。プレイ時間は大体合計20時間ぐらいでしょうか。



 総評:6点



 では、以下シナリオネタバレですのでご注意をば。







 シナリオは4つのエピソードで構成されていて、順番も固定されているためほぼ一本道といっていいでしょう。エピソード3だけは渚ルートとかりんルートに分岐します。




 エピソード1は、総一と咲美だけが生き残るルート。最初のエピソードとしては無難なところですが、あとに控えるエピソードのための布石に過ぎない感が強いですね。総一と咲美が真に分かり合えたわけではないですし、出番がないキャラクターもいるし。まあその中でも、ルールのすり抜け方といったイレギュラーな要素を出していたので少しは楽しめましたね。



 エピソード2は麗華ヒロインで、唯一郷田さんが生き残るルート。彼女ゲームマスターなのに、生存率低すぎで可哀想。麗華は大人っぽいと散々表現される割に子供っぽいツインテールという二律背反的キャラですが、精神的には参加者の中でもかなり弱い方で疑心暗鬼に囚われてしまいます。

 そんな麗華の心を総一の献身で溶かしていくシナリオですが、ラブコメとかでよくある手錠で繋がれてしまう主人公とヒロインという展開が特徴的です。私が覚えているのだとシティーハンターでこんな展開あったなあ。

 正直手錠で繋がれることになった経緯はご都合主義も良いところだし、麗華も総一の寝言からその心を理解するのもエスパーかよって感じで、それほど印象が良くありません。密リターンズの鶫原が源五郎の心を深読みし過ぎて盛大な勘違いで惚れた展開を思い出したのは流石に私だけだろうなあw

いや、まあこの場合の麗華の読みは合ってたんですけど、他人の背景事情を勝手に推察して理解したと思い込む事自体がなんだかなあ。きっかけはそれでもいいから対話しろよ。そういう総一の心を溶かす努力をしろよ、と思ってしまうんですよね。

 ラストの安全なPDAの推理は理論的で面白かったですね。






 エピソード3は中盤で二つに分岐します。一つは渚ルート。こちらは過去のゲームで親友を信じることが出来なかった渚が、総一に感化され共に生き残ることを選択するお話。ここではついにゲームの裏で賭け事をしている運営側の存在が浮き彫りになり、総一自ら交渉を投げかけることになります。総一が本編随一の行動力を見せてくれるシナリオなので一番カッコ良かったかな?

 もう一つはかりんルート。唯一総一が死んでしまうシナリオです・・・が、あまりにもかりんがアホの子過ぎてどうにも感動出来なかったんですよねえ。総一の自己犠牲精神を知っておきながら、今際の際にようやく総一の意図に気付くのは流石にちょっと鈍感過ぎる。具体的な方法を示さない総一に何が何でも問い詰めるぐらいのことはして欲しかったですね。






 そしてEP4。総一の過去と今までの伏線が明かされ、運営側と決着をつけるグランドルートです。こういったデスゲームライクなシナリオで、運営側との抗争まで描いた作品は殆ど知らないのですが、後味が悪くなりがちなシナリオですし何かカタルシスは欲しいところ。映画のバトロワ2なんかは多少それを目指した部分も合ったのかもしれませんが、出来は推して知るべし、でしたしね。



 最初の見せしめとして死んだ長沢と、郷田さんの駒に使われた漆山以外の穏健派が総一の元にみんな集まって、手塚&高山という武闘派コンビと争うというシナリオですが、途中から状況が変わっていきます。その原因は、ゲームの根絶を目的としたテロリスト組織・エースの画策によりゲームに参加させられた運営側のボスの娘・優希にありました。ボスの娘が参加していることに気付いた幹部は、エキストラゲームを持ちかける。ゲームとしての体を保ったまま優希を確保するため、10人の特殊部隊と総一達を戦わせる。

 うーんこのあたりは展開的には熱いのですが、運営側の手際が悪すぎるのが如何ともし難い。こんなエキストラゲームじゃなくてもっと確実に優希を確保出来る方法あったんちゃうんか、と。そもそも殺し合いなんかさせてたら流れ弾で優希に被害が及ぶ可能性だって多々あったわけで(実際かなり危ないシーンもありましたし)、リスクが高すぎるんだよなあ。いっそ幹部の人が狂気を孕んでいて身の破滅をも天秤に賭けた狂ったエキストラゲームを始めたっていうぐらいの方がまだ説得力があったように思います。


 最後は大団円って感じですが、どうせこれだけ大人数が生き残るのなら長沢や漆山も助けてやって欲しかったですねえ。デスゲームものの終わり方としては温ま湯もいいところですが、それまでのエピソードで死にまくってるし、物語をちゃんと〆たのは評価に値すると思います。






 というわけで総評。

  デスゲームものとして、同じルールで違う展開の物語を見れたのは中々面白かったと思います。ただルールが細かすぎるのと、対して意味が無かったルールがあったのが、微妙に設定を扱いきれていない感じがありましたね。ジョーカーなんて疑心暗鬼を生むキーアイテムになりそうなんですが、殆ど活用されてないですしね。逆に言うと同じルールで、そのまま違うお話を作ることも出来るという二次創作的な観点から見ると面白い部分でもありましたが。

 デスゲームものとしてのサスペンスを楽しむというより、その舞台での主人公とヒロインの関わりあいを楽しむヒューマンドラマ的な楽しみの方が強い作品だったと思います。




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