忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
チラシの裏に書くようなことを徒然と。 Since 19,Feb,2007
正直あ、出るんだ、あ、マジで出たんだ的な印象が強かったType-moonの新作ADV・魔法使いの夜。携帯ゲーや外伝に興味無い私からするとホロウから苦節7年。もう7年だよきのこ。嬉しくって楽しくって・・・悲しかったよ。
 
 
 
さて、内容ですが、今作は鬼哭街とかひぐらしなどのように選択肢のない、いわばビジュアルノベルというジャンルになります。シナリオを進めるに連れてサブストーリーを楽しめたりといった、寄り道的なテキストはあるものの基本的には一本道。物語にひたすら没頭したい私にとってはこれは良い点に値するのですが、やはり賛否両論。ルート分岐がないことは全体的なボリューム不足にもつながり、大体15時間程度のシナリオとなっています。(+番外編2~3時間)

 
ただし、そのシナリオを補助する役目であるグラフィック。通常想像するいわゆるギャルゲーエロゲーの紙芝居と比較すると、立ち絵の使い方やら背景やらBGMやらの演出面では他を圧倒するクオリティです。どう表現していいかわかりませんが、ageのAGESすら見劣りしてしまう程のレベルです。あそこまで演出に拘るならもう最初からアニメ作品として作った方がいいんじゃね?って意見もありそうですが、そうじゃない。あくまでもノベルゲームとしてのテンポを保ったまま、どう演出するかを突き詰めた感じ、とでもいいますか。
 
 
 
批判覚悟で断言しますけど、あの演出あってこその魔法使いの夜であり、演出拘らなくていいからボリューム増やしてくれ的な意見には賛同出来ません。多分原本である小説版・魔法使いの夜での遊園地のシーンと本作の同じシーンでは全く印象が異なると思います。文字だけでは表現出来ないものが確実にありました。
 
BGMはクラシックアレンジを始め穏やかな曲が多めでしたが、ここぞという時は盛り上がる曲もあり、音質も上々でType-moon作品では初めてサントラが欲しくなりましたね。FIVEとか最高ね。




総評:8点



以下ネタバレありの感想となりますのでご注意をば。

 

拍手

PR
はい、恒例となりましたマブラヴオルタネイティヴのファンディスクであり続編、クロニクル03の感想です。

内容としてはいつも通り、デイアフターをメインに、オリジナルの短編「再誕」その他を収録しています。
プレイ時間はデイアフター8~10時間、再誕が4時間といったところですか。

グラフィック、演出、音楽等はいつも通りのため割愛。そういえば今回は主人公の響がフルボイスになっていましたね。中々ハマり役だったせいか、なんだか前からボイス付きだったような錯覚をしました。武役の保志氏に少し近い声質で良かったですね。

当たり前ですが続き物ですので前作プレイは必須。相変わらずプレイ時間とコストの問題はありますが、この商法をいつまで続けるのかちょっと疑問に思い始めました。




総評:6点

以下内容感想、ネタバレありですのでご注意をば。


拍手

 
 
 
面白いとの話は聞いていたのですが、なんとなく今まで敬遠していた作品。ちょうど時間的に空いたので崩しました。主人公が女装の男の娘という点が手を出さなかった主な理由だと思われます。2008年の作品ですし、昨今の男の娘ブームの奔りといっても過言ではないのかも知れません。
 
パッと見では学園ドタバタコメディかと思いきや、いわゆる学園モノのように、学校生活が描かれることは少なく、雰囲気は明るいなれど、シリアスで重いシナリオだったりします。この辺りは○。南総里見八犬伝のオマージュ的な要素が強く、呪いを受けたヒロイン達が運命的に集まってくるというお話ですね。
オマージュ元はあらすじ程度しか知らないんですけど。
 
 
女装主人公ということで、既にインパクトがあるのですが、日常会話シーンは中々面白いです。ヒロインズも個性的ですし、主人公の智はウィットに富んだ会話が出来て、多分一番可愛いしw 理屈を捏ねるタイプのテキストですので、そういうのが苦手な人は少し注意かも知れません。
 
 
グラフィック、音楽、システム等は無難なところ。可もなく不可もなく。しかし・・・登場人物の中で主人公のビジュアルが一番正統派メインヒロインってのは・・・中々斬新というか凄いですねw 
 
プレイ時間は、共通5~6時間、各ルート4~6時間といったところでしょうか。
 
 


総評:7点


以下ネタバレシナリオ感想。各シナリオプレイ時の感想となります。
 
 
 
 

拍手

はい、という訳でPSNで総DL数の記録を出したらしい、PS3のダウンロードONLYのゲーム、風ノ旅ビトです。プレイ時間1~2時間程度の小粒ゲーなのですが、価格も1200円と安価に設定されています。
 
で、どういった人にオススメかと言いますと、巷で言われるようにワンダと巨像や、ICOなどの雰囲気を楽しむゲームが好きな人向けですね。個人的にはICOの方が雰囲気が近い気がする。
 
 
 
 
ダウンロードオンリーですし、説明書も何も無いままプレイヤーは、風ノ旅ビト?である赤い布に身を包んだ不思議なキャラクターになって砂漠にポツンとなげだされます。ここから一応操作方法的なものが紹介されますが、使うボタンはアナログスティックと○と☓のみというシンプル仕様。空に舞う赤い布の切れ端の力を使って高くジャンプしたり、橋を作ったりして先に進むのが目的となります。
 
しばらく進んでいると自分にそっくりなキャラクターがいつのまにか姿を現したりします。これは同時にゲームをプレイしているどこかの誰かなのですが、チャットはおろかあいさつすらろくにすることは出来ません。私の場合は、挨拶代わりとばかりに二人で座って瞑想が始まりました。いま思えば彼(彼女?)はトロフィー目当ての人だったのかもしれませんが、私的にはなんか気持ちが通じたようで嬉しかったですね。
 
 
 
グラフィックはアンチャーテッドのようにとても精巧につくられている、といった方向のものではなく、砂漠の中に佇む風化した建築物などがメルヘンな感じで描写されています。なんといったらいいんだろう・・・ポポロクロイス的な感じ、というか。
 
 
このグラフィックと音楽と光の描写がなんとも素敵な感じでシンクロしてまして、特に3面?(滑って進むステージ)の疾走感と逆光に照らされる砂漠の表現は素晴らしいと思いました。そこからの地下へ降りた後の巨大な蛇のような化物も今までとのギャップで中々恐怖を感じました。
 
○ボタンを連打するだけでも曲みたいに演奏されるようになっているんですが、これもその場の雰囲気にあったような音楽になるんですよね。ちょっとRezなんかを思い出しました。
 
山頂を目指して雪山を登る時は、意味はなくともなんとなく○ボタン連打してパートナーと励まし合ってるような雰囲気を楽しめましたねw ICOの終盤のあのシーンでヨルダの方にジャンプする、みたいな感じというか。
 
 
 
 
ゲームの在り方について少し考えさせられた作品ですね。ダウンロード販売ならば、こういった1~2時間の小粒ゲームを出すことも可能なんですよ。例えばこの作品が10時間超えの大作アドベンチャーだったら、ここまでの話題にならなかった気もする。赤い布の力の種類を増やしたり、主人公のアクションを豊富にしたりでいくらでもやりごたえのあるゲームにすることは可能でしょうが、それじゃあこのゲームの本質が変わってしまうと思います。このシンプルなゲーム性を維持してこそ、世界観にじっくりと浸って雰囲気を楽しみながらゲームをプレイ出来る気がするのです。
 
 
ということで、このゲームは神ゲーではなく素敵ゲーです。

 

拍手

SAGA PLANETSよりはつゆきさくらです。
 
雪の降り積もる街。10年前に合併統合された、内田川邊市の学園に通う河野初雪は進学校には珍しい不良学生だった。そんなある日、廃墟となった旧市街区で、ドレスを着た少女・玉樹桜と出会う。そしてその数日後、彼のクラスに転校してくる桜。卒業を間近に控えたこの季節。初雪の言う「復讐」と望みである「卒業」をすることが出来るのか。
 
 
といったあらすじ?ですか。
 
 
プロローグまでが共通ルートで、そこからは各ヒロインに派生する感じですね大体プロローグで5時間程。各ヒロインでさらに5時間ずつって感じでしょうか。
 
BGM、グラフィック、システムと特に当たり障りない感じですが、挿入歌の使い方に少し疑問なところもあります。綾シナリオのバレンタイン際にてアキラと対峙した時とか流す必要あったの?って感じだし。あとメリーゴーランドをぶっ壊せーみたいな竹田が歌うやつはスキップ出来ないのが痛い。一回目はともかくグランドルートのあそこでフルで流されても興が削がれるだけだわ。
 
で、シナリオですが、正直日常会話はあまり面白いと言える部類ではありません。主人公は唐突な下ネタしか言えないし、というかネタにすらなっていない。まあ彼の育った環境鑑みてやさぐれてるのは仕方がないにしても、胸揉むぞだのおっぱいだのいってるだけなのが下ネタとはとてもw クロチャンの太一レベルにぶっ飛んでてかつヒロイン達にぶっ飛ばされるなら良いし、王雀孫のボキャブラリー豊富な変態とかなら面白いといえるのですがねえ・・・普通のセクハラ発言レベルに留まってしまっているのがにんとも。
 
ヒロイン達の言動は雰囲気を楽しくしようと頑張ってる感じは出てますけどね。面白くはないのですが。





総評:6点




 

拍手

高村薫氏デビュー作でもある、推理サスペンス?小説。推理というよりはハードボイルド小説って感じでしたが。

 
銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ! 大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企てた、大胆不敵な金塊強奪計画。 ハイテクを駆使した鉄壁の防御システムは、果たして突破可能か? 変電所が炎に包まれ、制御室は破壊され、世紀の奪取作戦の火蓋が切って落とされた。
 

文庫本カバー裏抜粋。どうでもいいですけど、こういう裏表紙の煽り文とかでも、火蓋が切って落されたとか誤用しちゃってるんですね。
 



ということでこの物語はミッションインポッシブルみたいな感じで、銀行のセキュリティを破って金塊を強奪するという荒唐無稽な難関に挑む、ハードボイルドな男達の生き様を描いた、非常に男臭い小説です。これを書いたのが女性というのだからさらに驚愕。
 
本作のまず特筆すべきところは、まるでその場を見てきたかのように描かれる圧倒的でかつ正確無比なディティールにあります。エレベーターの構造やら、電気配線の様子。共同溝の構成などその道の専門職でないと分からないようなことが事細かに描写されています。
 
犯行計画自体もさることながら、それに至るまでの工作などの準備も緻密で、これなら本当に金塊の奪取が出来るんじゃないかというリアリティがあるんですよね。
 
反面、シーンごとの描写が細かすぎて、話の大筋が捉えづらく、正直読みにくい小説であることは否めません。本を開いて読むぞ!という気持ちの時は面白いのですが、ちょっとした時間に片手間で読んで面白い類の小説ではないです。
 
 
あとはこれは賛否両論なんでしょうが、なぜか急にBL要素が入ってくるという衝撃。作者が男性だったら何も思うこともなく、漢が漢に惚れるという男塾的なアレで済んだのですが、作者が女性であるという先入観からか、ちょっと引いてしまったのはあります。というか氏自身が、同性愛を描いたと公言しちゃってるし。うーん、ここは別に大胆な犯行を共にするかけがえの無い仲間、といった男同士の友情でも良かったんじゃあないかと思ってしまうんですよねえ。
 
同性愛者への偏見とかは無いつもりなのですが、そのケがあったわけでもない、幸田とモモが急に同性愛に目覚めるというのは流石にどうかと思いました。
 
というわけで、全体的に読みにくい小説ながらも、綿密な計画の元、実行に移された時の緊迫感とか、ライブ感は凄いですし面白い小説ではあります。ただ同性愛とかに偏見を持っている方にはちょっとオススメは出来ません。

拍手

フロム・ソフトウェアのロボゲー最新作、アーマードコアⅤです。


 
 


アーマードコアと言えば、フロム・ソフトウェアの代表作でもあり、人気のシリーズなわけですが、私がまともにプレイしていたのは、PS時代の3作品で、PS2以降は流す程度にしかプレイしていませんでした。つまらなくなったわけではないのですが、ただでさえ複雑だった操作がオーバードブーストとかが増えてついていけなくなってしまったのが主な要因だったと思います。恐らく最後にプレイしたのはアーマードコア3辺りだったかと。
 
 
で、アーマードコアⅤ。元々PS3ハードでのアーマードコアに興味はあったのですが、いまさら4をやってもついていけないだろうなあと思っていた矢先に、アーマードコアVは今までと全く操作感が異なり、みんな新規みたいなものだという情報を耳にしました。さらに今回はオンライン要素が充実しているとのこと。
 
PS時代はネットワーク対戦等などはもちろんなく、対戦相手は専ら兄だった私にとっては、アーマードコアで不特定多数に人間と対戦出来るのは夢みたいなことでしたので非常に興味をそそられました。
 
さらに某掲示板で推奨されたAC持ち。これを取り入れることでもはや別ゲーと化した新たなアーマードコアを1から始める気持ちでプレイ出来ると思った私は、久しぶりにアーマードコアの世界に帰ってきたのです。
 
・・・まあ実際のところAC持ちでプレイしている人って殆どいないみたいなことも書かれてて、嬉しいやら悲しいやら複雑な心境ではありましたが、一応AC持ちでまともな操作は出来るようになりました。
 
 
そろそろ本題。
アーマードコアⅤ。発売延期もされ満を持して発売された本作。
 
まず、ACの操作感。これは中々良く出来ています。今までと違って、ブーストで上昇し続けることが出来なく、壁蹴りを多用する必要があったり、通常ブーストはし放題だったりなどかなり操作感は異なるのですが、慣れれば思い通りの動きを出来るようになります。そして自在に操作出来るようになった時のスピード感は素晴らしく、ここまで大幅に操作を変えた割には上手く出来ていたと思います。
 
で、問題部分。
 
まずオフライン要素。
最近のアーマードコア事情を知らない私ですが、PS時代の探索ミッションやアリーナのようなものがなく、非常に淡白な内容。ストーリーミッションは、内容は悪くないものの数が9個と少なすぎる。オーダーミッションは全て5分程度のミニミッションであり、数は豊富なものの内容の変化に乏しく、正直水増しにしか思えない。まあ所長のキャラとかは面白かったですけどね。
 
なんだろう、懐古主義と言われればそれまでですが、自分で所属する企業を選択出来たり、敵ACとの会話とか因縁とかそういうのを期待していた身としては正直肩透かしな内容でしたね。
 
 
パーツバランス。
昔は、正直完全上位互換の部位とかも多く、パーツの数だけ増やせばいいってもんじゃないことは解っていますが、それにしても必要最低限のパーツも揃っていない印象が強いですね。二足以外の足も全てKE,CE,TEにそれぞれ特化したものがあって然るべきだし、私がプレイしていた当時は、400ガトリングやパルスキャノンが強すぎて、重逆ガト、パルキャタンク等が猛威を振るっていました。逆にライフルやプラズマガン、カラサワ以外のレーザーライフル等存在価値が殆どない武器も多く、非常にバランスが悪かった印象です。まあこのあたりはパッチで修正されている可能性はありますけども。
 
 
オンライン要素。
私はぼっチームプレイでしたので、領地戦等は殆どプレイ出来なかったのですが、フリー対戦は中々面白かったですね。アーマードコアでのネット対戦が初体験なのもありますが。8人バトルロイヤルなんかは、常にに四方を警戒しながら戦ったりで、緊迫感が物凄いですし、チーム戦は仲間同士で連携しながら戦う共闘感があって面白いです。あとは巨大兵器との戦いが領地戦関連でした戦えなかったりとかは、残念でしたね。
 
 
 
総評
 
ACの操作感は上々。フリー対戦もなかなか。しかしそれ以外の要素、特にオフライン要素とパーツバランスについては、擁護しようもなく、発売延期までした経緯を考えるとあまり褒められた作品でないと言わざるを得ないです。逆に言えば、一番大事なACの操作は上手く出来ている訳ですから、今後続編が出た場合には良作になる可能性を多いに感じさせた作品とも言えるかも知れません。
 

拍手

というわけで見に行って来ました実写版逆転裁判。率直な感想としては、「意外と面白かった」です。

 
GBA、DSで人気だった裁判をモチーフにした斬新なゲームを実写映画化したものですが、良くも悪くも完全にファン向けに作られている感じでしたね。内容自体は、原作の逆転裁判1の途中を端折って2時間になんとかまとめた感じになります。

 
ネタ自体はほとんどが原作準拠だったわけですが、ゲーム中で自分がムジュンを見つけ出すのと、映画のようにナルホドくんがムジュンを見つけるのでは、印象がかなり違って、正直後者はなんでこんな簡単なことに誰も気付いてないの?とか警察が無能過ぎない?と感じてしまうんですよね。それは原作未プレイの方ならあまりにも幼稚過ぎる、と受け取られてしまいかねないぐらいに。まあ最後のカルマ戦ではその慣れるのもあって大分違和感も薄れてくると思いますが。
 
あと原作との違いに着目すれば、全体的に分り易い笑いだった原作が、映画独特の暗めの色調や、ちょいホラー気味な雰囲気も相まってか、シュールな笑いになっていましたね。オウムのサユリさんのところなんて実写ならではw シリアスな笑いってやつでしょうか。それはそれで私的には良かったのですが、どうせやるならシュールを貫き通して欲しかった。全員がずっこける、みたいな分り易い笑いはいれなくても良かったかなーとも思う次第でした。
 
 
キャスト。ナルホドくんはテンパりかたとか非常に頑張っていたと思います。綾里姉妹が若干老けすぎなのと真宵ちゃんがケバいのと、イトノコ刑事が若すぎるのでもうちょっとムサくして欲しかったところですかね。あとは2時間の構成上、御剣の凄さ、手強さが殆ど発揮されていなかったのは仕方ないのかな。登場人物全員かつらに見えるのはもう気にするな。
 
 
なんだかんだで文句ばかりになってますが、通常有り得ない裁判を実現化するための、3日間で判決を決める序審裁判制が導入されている世界、という設定にしたり、カルマ戦での犯行現場がエレベーターでなく、証拠品置き場に変更されていたりといったところは、映画化する上で時間を節約し、分かりやすくする配慮が為されていて、原作へのリスペクトが感じられてよかったと思います。2時間でよくまとめましたよ、本当に。

拍手

はい、というわけでグリザイアの果実のファンディスク、グリザイアの迷宮です。厳密にいうと続編なのですが、内容は5人のヒロインのアフターシナリオと雄二の過去編がメインとなりますので、普通のファンディスクと内容的には変わりませんね。車輪の向日葵と悠久みたいな感じ。
 
グラフィックやBGM、システムは、前作からそのまま引き継いでいる感じで高クオリティ。各種テーマソングも良いですね。
 


総評:7点

拍手

CLOCKUPよりeuphoria(ユーフォリア)です。
 
 
目を覚ました場所は白い部屋。そこに閉じ込められていたのは、主人公・恵輔と6人のヒロイン達。そこへ突如として「謎の声」が告げる。ゲームの開始。それは主人公が解錠者となり、ヒロインを一人鍵穴として選択し、指令された行為を行わなければならないというゲーム。その理不尽な内容に逆上した一人は、拷問の末、醜い姿を晒して殺されてしまう。従わざるを得ない彼らだったが、恵輔は暗い情動を持つ自らの性癖により、昂奮を覚えていたのだった。
 
 
というのが物語の始まり。はっきりいって内容は、エロ・グロ・スカの三拍子揃ったハードな内容ですので、そちらに体制が無い人は回避推奨。体験版があるのでまずは実際に見てみることを推奨します。私も過去ブラックサイクの作品を途中で断念した経緯がありますので、少し心配ではありましたが、それ以上に「シナリオが良い」という評価の方が興味深かったため、清水の舞台から飛び降りる気分で、プレイ。


グロは個人的にはそれ程酷くはなかったのですが、スカの方が耐性がないのもあってかなりキツかったです。ただスカはともかくそういった凌辱的な要素無くしては表現出来ないシナリオであるのも間違いないため難しいところですよね。こういった18禁であるが故に表現出来るシナリオ、というのは久しぶりにプレイした気がします。・・・コンシューマー化とか絶対無理ですよこれw
 
 
音楽はタイトルのテーマなんかはすごく良いですね。作中で使われるタイミングも良かったし。

キャラデザは少し頭身低めですが、割と無難な感じ・・・かな?流行りの絵柄ではないとは思いますが嫌いではないです。
 
 

総評:7点


以下ネタバレシナリオ感想です。未プレイの方はご注意をば。
本作もまたネタバレ食らってしまうとかなり残念な結果になってしまうタイプ故。

 

拍手

LeafよりWhite Album2です。
 
本作に関しては、先にintoroductry chapterとして主要キャラクターの出会いと別れを描いた作品が発売されており、その後の本編として、closing chapterが発売されました。
 
私個人として、ファンディスクならともかくこういった分割商法は好まないため、introductry chapterをプレイする気にはなれませんでした。しかし、closing chapterを合わせたWhite Album2が各地で絶賛の嵐で流石に私も我慢が出来なくなってしまいましたw
今回introductry chapterとclosing chapterがセット販売されたのもちょうど良かったんですけどね。
 
 
で、内容。2とはいっても前作と関係あるのは森川由綺と緒方理奈の曲が3人の出逢いと思い出の曲になるといったぐらいで、前作をプレイする必要はないと思います。ビンタ合戦とか「ここがあの女のハウスね」とか知ってると感慨深くなったりニヤリとしたりするかも知れません。後者は厳密にはホワバ関係ないですけどw あとは「雨月山の鬼」とか過去Leaf作を知ってたりするとちょっと嬉しかったりします。
 
音楽が前作から引き継がれて重要なテーマの一つとなっていることもあってか、ヴォーカル曲やBGMの作り込みは非常に高レベル。また、立ち絵やイベントCG、背景なども老舗だけあって業界最高峰と言っていいでしょう。
 
演出面では、会話中や地の文の中でも教室内の他の生徒の会話や教師の話が流れていたりするのが結構新しく感じましたね。






総評:9点  (詳細は文末にて)

 
 
 
 
ではシナリオ。基本的には三角関係の顛末を終始描くものになりますので、胃薬を用意してからプレイするのがオススメですw 
 
以下完全ネタバレとなりますので、ご注意をば。私のメモ用に、ストーリー展開を適当に殴り書きしてかなりの長文となっていますので未プレイの方はご遠慮を。
 

拍手

夢枕獏より月に呼ばれて海より如来るです。
 
小説として氏の作品を読むのは初めてなのですが、「陰陽師」「餓狼伝」などでも有名な方ですね。
 
主人公・麻生誠は、ヒマラヤ山系に属するネパールのマチャプチャレの頂きを目指していた。地元住民によって崇敬されているその山は、登山が禁止されていたが、麻生の登山チームは秘密裏に登山を行なっていた。長く続く猛吹雪で足止めされ、同じチームの木島は高山病に掛かり、食料も残り僅か。そんな絶体絶命の状況の最中、ついに木島が息を引き取る。その後追い打ちをかけるように雪崩に襲われるが、奇跡的に助かった麻生は、山頂を目指す。そこで見たのは3メートルを超える巨大なオウムガイの螺旋だった。その後、麻生はオウムガイに興味を持つが、ある時、数秒先の未来を幻視するという現象に見舞われ、それをきっかけに麻生と同様に螺旋に興味を抱く人物達と出会うことになる。
 
といったあらすじ。

 
 


手足の指を失った壮絶な登山の果てに見たのは巨大な螺旋。そこから麻生の生活は一変するわけですね。数秒先の未来を見ることが出来るようになる、というあらすじから、その能力を駆使して自身に降り掛かる様々な問題を解決していく伝奇活劇・・・みたいな展開を予想していたのですが、内容は全くそんなことはなく、麻生はこの力をすぐに失ってしまいます。
 
幻視した未来を変えてみる実験によって、麻生は、万物を超越したような感覚に一瞬だけ触れる。少ないながらも現代まで生き残っているオウムガイと、多大なる繁栄の後に絶滅したアンモナイトの違い。それは各々が持つ螺旋だった。万物の進化には常に螺旋がついて回る。


 
生命とは、進化とは何かということを、氏独自の観点による「螺旋」というテーマで解釈していくちょっと哲学的な小説ですね。読む程に彼の描く世界観に引き込まれ、氏の文章の読み易さも相まって非常に面白く読めた作品・・・なのですが、残念ながら未完結。
 
全3部構成らしいですが、本作「月に呼ばれて~」では、1部と2部のプロローグだけ描かれています。1部の最後で、麻生とある重要人物が邂逅するところで幕を閉じていて、先がすごく気になるのですがいつ読めるのかしらん。
 
アニメ・天元突破グレンラガンでも、「螺旋」と「進化」が重要なテーマになっていましたが、本作や、夢枕獏氏の螺旋をテーマにした別作品「上弦の月を食らう獅子」が一部モチーフになっているとか。私も本作読んでいる時に真っ先に思い出したのがグレンラガンでしたねw
 
上弦の月を食らう獅子もそのうち読んでみたいなあ。

拍手

折原一氏の倒錯のロンドです。
 
主人公は山本安雄、推理小説家を目指す無職の青年。五年間の研鑽を経て完成した受賞確実の傑作「幻の女」の原稿が何者かに盗まれてしまった。途方に暮れた山本だったがある日推理小説新人賞の受賞作に「幻の女」を発見する。これを皮切りに盗作者と原作者の駆け引きが始まる。
 
 
と言った感じのあらすじ。
 
折原一氏と言えば、叙述トリックに情熱を注ぐ叙述トリックの大家といってもいい作者として有名です。倒錯のロンドは、その氏のデビュー作と言ってもいい作品です。昔ながらのミステリのように「挑戦状」みたいなものも用意し、最後にはページ参照まで注訳しながら丁寧に小説のからくりについて解説してくれています。本来こういったメタ的な文章は、感情移入出来ず、物語としての完成度を損なうものですが、氏の作品はこういったトリックを楽しむエンターテイメントなのでしょうから、これもまた一興かなと思います。
 


以下完全ネタバレとなりますのでご注意をば。
 








 
 



 

 
というわけで、倒錯のロンド。うーん途中までは予想出来ても、中々一本になるまで想像が及ばないんですよねえw そこが私の読解力と注意力と想像力の無さを表しています。山本に天啓みたいなのが下りて急に筆が進んだ時は、産みの苦しみを十分に知っている作者がそんな都合の良い展開を描くとも思えず、なんか丸写ししたんだろうなーとは予想出来たんですよ。で、そうすると山本は狂ってしまっているので山本の手記自体はあまり信用出来なくなる。今度は白鳥の方ですが、彼も短編の一本すら書けないという体たらくでしたので、もしかしたら彼自身も誰かの盗作で成り上がった人物なのかな、と邪推してしまいました。白鳥≠永島であることはなんとなく予想していたんですが、永島が原稿を盗んだ事件と、山本が原稿を盗まれた事件が別なのかな?とか変な方向に考え始めてしまってパニックでしたねw
 
視点が切り替わって、それぞれの思惑や駆け引きが楽しめる点も面白かったですね。しかし山本の親友の城戸はすごい良い奴でしたねえ・・・。山本の病状も知っていたんでしょうし、100万円で友情が修復出来るなら安いもんさ!とか何この好青年。山本なんて同情の余地はあるものの、五年間ニートで、新人賞の応募も半年以上もダラダラして何も書かなかったダメ人間ですよ。そんな人間に無償でワープロで文章打ち直してあげるとか、良い奴過ぎるだろう。
 
いやーでもこの作品本当に乱歩賞与えて欲しかったですよねw 乱歩賞を取って初めてこの作品が真に完結する訳ですから。いや、まあそんな理由で章もらえちゃダメなんでしょうけど、作中の巧妙なトリックとその面白さは十分にそれに値するものだと思うほどでしたし。
 
しかし叙述トリックを用いた作品は色々と扱いが難しいですねえ・・・。折原一氏や乾くるみ氏のイニシエーションラブなんかは、最初から叙述トリックであることを念頭に置いて、それを暴くつもりで挑戦するのが一番作品を楽しめる作風。乙一氏や伊坂幸太郎氏なんかは、物語に面白さと情緒を与える一つのアクセントとして叙述トリックを取り入れている作風。後者の場合は叙述トリックものであることを事前に知ると楽しみが半減してしまいます。どちらが好みかは人それぞれでしょうけどね。

拍手

はい、というわけで、久しぶりの読みゲーレビューです。ここのところコンシューマーのゲーム攻略に勤しんでいたため中々腰を据えてプレイ出来なかったのです。



マブラヴオルタネイティヴ クロニクルズ02です。
 
これはageの作品、マブラヴのファンディスク的な扱いのゲームの続編となります。故に、マブラヴ、マブラヴオルタネイティヴをプレイ済みであることが望ましいです。まあ本作だけでも楽しめないことはないですけどね。
 
 



総評:7点


以下ネタバレとなります。




 
 
 
 

拍手

というわけで、逢坂剛の百舌の叫ぶ夜です。
家に積んであった小説の中から適当に見繕ったものです。・・・多分長門100冊の影響で買っておいたものだと思います。

 
自身を百舌と自称する殺し屋やターゲットの筧を尾行していた。しかしその筧は目の前で周囲を巻き込み爆死してしまう。場面変わって新谷和彦が赤井という男に連れられるシーン。そこで新谷は崖から突き落とされてしまう。さらに場面は転換し、一本のビデオテープを見る男のシーン。その映像の中には無残に殺されていく捕虜が映し出されていた。復讐を誓う男。

 
これが導入部です。既に情報量が多すぎてわけがわからないですが、このように本作は、誰か一人が語り部となって物語を引っ張るわけではなく、様々な人間の視点で展開されていくサスペンス小説です。新宿で起きた、爆破事件をきっかけとして様々な人間の思惑が錯綜し、物語は進みます。
 
文章は非常に硬派な感じで、余計な比喩表現等は殆ど使われていません。ミステリ小説でもあるみたいですが、それよりは事件を追っていく公安の倉木、捜査一課の大杉、そして殺し屋の百舌の動向をひたすら見て楽しむのがベストかと思います。
 
以下ネタバレなのでご注意をば。
 
 
 
 
 
 

本作にはトリックの肝として叙述トリックが組み込まれています。といっても叙述トリックといっていいのかどうか微妙なところですが、少なくともこの小説が1980年代に書かれたとは思えないですね。謎の殺し屋だった百舌ですが、中盤までは赤井達に殺されかけた新谷和彦と同一人物と見せていたのが、実はなんと双子の弟の宏美だった、というトリック。そして彼は子供の頃から父親に娘であるように育てられて、和彦の妹として生活していた、という当時からすればなんとも斬新な内容でした。いまから30年以上前に男の娘ですよ!?どんだけ時代を先取りしているのですかこの御方はw

 
たしかに今から見れば記憶喪失であるとか双子であるとかは多少陳腐な設定に見えてしまうのでしょうが、それを補って余りある内容の濃さ。倉木や大杉といったキャラクター達の濃さもまたそれを助長しています。この小説の面白いところは上記のようなトリックもあるのですが、一癖も二癖もある刑事達の熱い心理戦にありますね。倉木と大杉、どちらも理念は違えど非常に優秀な人材です。

 
もう一つ、作中では時系列トリックも仕込まれています。章が変わる際の番号の位置で、その章が現在を描写しているのか、過去を描写しているのかがわかるようになっているのですが、個人的にはここまでは要らなかったかなあと愚考。ただでさえ複雑な事情が錯綜する事件が、このせいでさらにチンプンカンプンになってしまうのですよね。いや、まあ私の読解力がないだけなんですけどw 本気であれこれ考えながら読みたい人には骨太で良い作品ですが、物語を楽しみたいだけの人にはとてもオススメ出来ない作品ではあります。
 
あとは明星美希という女刑事が登場しますが、主人公の一人として活躍しそうな雰囲気を醸し出しながら殆ど目立った活躍無しという体たらく。この娘要らなかったんじゃね。唐突に倉木に惚れてたりとかちょっと意味分かんないし。
 
本作は、公安警察を描く百舌シリーズの第1作だそうで、これ以降の作品にも倉木は登場するみたいです。倉木は正義の象徴である警察官とは思えない程、冷徹で冷静で、どこか狂気を孕んでいる面白いキャラクターなのでこちらもチェックしてみたいところですね。

拍手

≪  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  ≫
Calender
04 2017/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
Latest Comment
[05/21 スウェル]
[04/04 無題]
[03/13 NONAME]
[03/13 NONAME]
[02/11 NONAME]
Blog Seach
Game
Comic
忍者AdMax
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]